出典:gooニュース
聴覚障害者の逸失利益 大阪高裁「健常者と同じ基準にすべき」との全国初の判断 減額の一審判決を変更
娘を事故で失った両親が、将来得られたはずの収入が聴覚障害を理由に減額されるのは不当だと訴えた裁判の控訴審で、大阪高裁は、健常者と同じ基準にすべきだとの判断を示しました。
聴覚障害女児の「逸失利益」大阪高裁が“減額なし”の判断 井出安優香さんの死亡事故めぐる損害賠償訴訟
大阪高裁は20日、安優香さんに高いコミュニケーション能力があったなどと指摘。その上で「全労働者の平均賃金を用いるのが相当」と逸失利益を減額せずに100%と判断する判決を言い渡しました。安優香さんの母・さつ美さん:安優香の11年の努力が認められたんだという気持ちになり、涙が止まりませんでした。
「努力が報われた」と両親 大阪高裁は聴覚障害理由に「減額すべきでない」と判断 交通事故で亡くなった女の子に対する賠償金が減額されたことを不服として遺族が控訴した裁判 1審では労働者全体の「85パーセント」
■大阪高裁が画期的な判断「減額する理由はないと言わなければならない」そして20日、大阪高裁は逸失利益について、画期的な判断を下した。大阪高裁の徳岡由美子裁判長は判決で「全労働者の平均賃金を用いるのが相当であって、減額する理由はないと言わなければならない」と述べた。
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