黙考(もっこう)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・て考えに考え抜いた揚句の果の質問らしく、誠実あふれ、いかにもして解き聞かせてもらいたげの態度なれば、先輩も面くらい、そこのところがわかればねえ、などと呟き、ひどく弱って、頭をかかえ、いよいよ腐って沈思黙考、地平は知らず、きょとんと部屋の窓の・・・
太宰治
「喝采」
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・・・ すると唖々子は暫く黙考していたが、「友達が吉原から馬を引いて来た。友達がかわいそうだから、急場のところ、何とか都合をしてくれと頼んで見たまえ。」「そうか。やって見よう。」とわたしは唖々子をその場に待たせて、まず冠っていた鳥打帽を懐・・・
永井荷風
「梅雨晴」
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