こがいっさく【古賀逸策】
[1899〜1982]電気通信工学者。佐賀の生まれ。東京工大・東大教授。無線送信機に広く用いられた水晶振動子を発明。文化勲章受章。
こがせいり【古賀精里】
[1750〜1817]江戸後期の儒学者。肥前の人。名は樸 (すなお) 。字 (あざな) は淳風。陽明学・朱子学を学び、藩校を経て昌平坂学問所教授となる。柴野栗山・尾藤二洲とともに、寛政の三助と称された。著「四書集釈」「近思録集説」など。
こがとうあん【古賀侗庵】
[1788〜1847]江戸後期の儒学者。肥前の人。精里の三男。名は煜。諸子百家に通じ、父とともに昌平坂学問所の教授を務めた。著「海防臆測」「劉子」など。
こがはるえ【古賀春江】
[1895〜1933]洋画家。福岡の生まれ。本名は亀雄 (よしお) で、後に僧籍に入り良昌と改名。キュビスムから出発、クレーふうの詩的幻想画を経て、晩年はシュールレアリスムの傾向を強めた。
こがまさお【古賀政男】
[1904〜1978]作曲家。福岡の生まれ。歌謡曲を多数作曲。その旋律は古賀メロディーと称される。作品「酒は涙か溜息か」「影を慕いて」など。没後、国民栄誉賞受賞。
こがは【古賀派】
自由民主党の派閥の一。宏池 (こうち) 会の平成18年(2006)以降の通称。堀内派を古賀誠が継承。同20年に分裂中のもう一つの宏池会(谷垣派)と再統合した。同24年に自民党総裁だった谷垣の総裁選再出馬を古賀が支持しなかったことで再び分裂した。→岸田派