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辞書
ならわし。風習。風俗。
「天離 (あまざか) る鄙 (ひな) に五年住まひつつ都の—忘らえにけり」〈万・八八〇〉
1 手を振ること。手を動かすこと。また、その手つき。「身ぶり—で説明する」
2 取引所で、場立ちが売買のための合図を手で示すこと。また、その場立ち。
3 競り市などで、競り人が値段をつけるために振る手。また、その競り人。
4 供の者。従者。
「しもつかへ、—などが具しいけば」〈かげろふ・上〉
5 手に何も持たないこと。手ぶら。
「淀の里より—で行きて」〈浮・永代蔵・五〉
6 元手がないこと。無一文。
「金銀にうとまれ、—になりたる我なれば」〈浄・淀鯉〉
7 ⇒手風 (てぶり)
出典:デジタル大辞泉(小学館)
てぶりあみがさ【手振り編み笠】
編み笠以外は何も持っていないこと。無一文。手拍 (てびょう) 編み笠。「無理に離縁を取って出ましたが、—、…何一つもくれませぬ」〈円朝・真景累ヶ淵〉
てぶりうぐいす【手振り鶯】
鳴き声をたてない鶯。手振りで示すであろうというしゃれ。「声せぬ夏の—」〈浄・油地獄〉
手振り
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