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はっせん。また、数がきわめて多いこと。多く他の語の上に付けて用いられる。「—草」
「やつ(谷)」に同じ。
「そのかみは—なりけらし小夜碪 (きぬた) /公羽」〈続猿蓑〉
田舎らしい趣。ひなびた味わい。野趣 (やしゅ) 。「—に富む」
出典:デジタル大辞泉(小学館)
出典:青空文庫
・・・あわれこの涙の谷に、柔軟のおん眼をめぐらさせ給え。あんめい。」・・・ 芥川竜之介「おぎん」
・・・、朝霧の下りた梓川の谷を案内者もつれずに登ってゆきました。朝霧・・・ 芥川竜之介「河童」
・・・暗らくなった谷を距てて少し此方よりも高い位の平地に、忘れたよう・・・ 有島武郎「カインの末裔」
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谷地
野致
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