グリーンでんりょくしょうしょ【グリーン電力証書】
風力・太陽光などの再生可能エネルギーによって発電されたグリーン電力の環境に対する付加価値を証書の形にしたもの。電気そのものとは切り離して取引される。証書を購入することで、グリーン電力を使用しているとみなされ、再生可能エネルギーの普及に貢献できる。日本における認証は、日本品質保証機構が行う。米国では再生可能エネルギー証書(REC)とよばれる。
グリーンバック【greenback】
米国ドル紙幣のこと。裏面が緑色であることから。
グリーンきちきょく【グリーン基地局】
ソーラーパネルとリチウムイオン電池を備え、太陽光発電による電力を利用して自立的に稼働する携帯電話の基地局。
グリーンマーク
《(和)green+mark》古紙を利用した紙製品につけられるマーク。公益財団法人古紙再生促進センターが昭和56年(1981)に制定。
グリーンインフラ
「グリーンインフラストラクチャー」の略。
グリーンインフラストラクチャー【green infrastructure】
都市計画において、天候・土壌・植物など自然のはたらきを積極的に活用して道路や施設などをつくること。グリーンインフラ。 [補説]例えば、緑化公園を設けてヒートアイランド現象を緩和させる、人工湿地帯を設けて洪水を防止するなど。
グリーンエネルギー
《green energyから》発電に際し、二酸化炭素などの物質を排出しない、または極めて排出が少なく環境負荷が小さいエネルギーの総称。水力、太陽光、風力、地熱、天然ガスなどを指す。
グリーンごひゃく【Green500】
スーパーコンピューターの電力効率のよさを競い、上位500位までの順位を発表するプロジェクト。演算速度を競うTOP500に対し、単位消費電力当たりの演算回数を求めて順位づけをする。2007年に開始され、毎年3回行われている。
グリーンパラドックス【green paradox】
環境負荷が小さい再生可能エネルギー(グリーンエネルギー)の導入を進めると、結果的に温室効果ガスの排出が増えたり、原子力発電所が増設されたりするという逆説。ある一国で再生可能エネルギーの導入に伴い電気料金が増額されると、電気料金が安い周辺国へ工場の移転が進み、結果的に火力や原子力による発電が増えるというもの。あるいは化石燃料の価格の下落により、経済的に豊かでない国々での化石燃料の使用が増加するという指摘がある。
グリーンマウス【green mouse】
緑色蛍光たんぱく質(GFP)の遺伝子を導入し、全身の組織細胞において発現するようにしたマウス。特定の細胞の動態などを、蛍光顕微鏡を用いて非侵襲で観察することができる。→トランスジェニック動物