伶人(れいじん)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ 伶人の奏楽一順して、ヒュウと簫の音の虚空に響く時、柳の葉にちらちらと緋の袴がかかった。 群集は波を揉んで動揺を打った。 あれに真白な足が、と疑う、緋の袴は一段、階に劃られて、二条の紅の霞を曳きつつ、上紫に下萌黄なる、蝶鳥の刺繍・・・
泉鏡花
「伯爵の釵」
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・・・聖徳太子が四十三歳の時に信貴山で洞簫を吹いていたら、山神が感に堪えなくなって出現して舞うた、その姿によってこの舞を作って伶人に舞わしめたとある。 始めに、たぶん聖徳太子を代表しているらしい衣冠の人が出て来て、舞台の横に立って笛を吹く。し・・・
寺田寅彦
「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
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