出典:gooニュース
過去には“賠償請求却下”の判例も
埼玉県八潮市の県道交差点で1月28日、道路が陥没し、走行中のトラック1台が地中に転落する事故が発生しました。この事故は下水道管の破損が原因とみられています。転落したトラックには70代の男性運転手が取り残されましたが、穴が崩落したり、穴の中に水が流入したりするなどして、救助が難航しています。 そんな中、埼玉県の大野元裕知事が2月5日、現場から100~200メートルほど離れた下水道管
【今週の労務書】『労働判例の解釈だけでは見えてこない 弁護士なら知っておくべき、「業務命令権」の行使とその限界』
処分の前に弁明書を 本書は、「使用者は労働者に対して指揮命令する権限がある」という、雇用契約の本質に着目した点に特徴がある。労働者の問題行動への対処方法をまとめている。 一例として、社内ルールを遵守しないうえに、社長の注意に対して「解雇したらいいじゃないですか」などと発言した社員を挙げる。最終的に解雇をする場合であっても、いきなり処分せず、まずは本人に弁明書
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はんれいしじょうしゅぎ【判例至上主義】
判例を至上のものと考え、判例に忠実に判断すること。特に、制定法主義を採用しているにもかかわらず、法的判断を行う際に判例を過度に尊重すること。→判例法主義 [補説]同種の訴訟に対して裁判官によって判決が異なるのは公平ではないため、制定法主義をとる日本でも判例が重視される。しかし、判例を重視するあまり、国民の一般的な感覚とは必ずしも一致しない判決が下される場合もある。
はんれいほう【判例法】
法源として認められる判例の形で存在する法。日本では英米と異なり、体系的なものとしての判例法は存在しない。
はんれいほうしゅぎ【判例法主義】
判例を最も重要な法源とする考え方。裁判官は紛争の解決に際して過去の同種の裁判の先例に拘束される。英米法の基本的な概念の一。→制定法主義 →コモンロー →判例法