喜知次/吉次(きちじ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
-
・・・ よそから毎晩のようにこの置座に集まり来る者二、三人はあり、その一人は八幡宮神主の忰一人は吉次とて油の小売り小まめにかせぎ親もなく女房もない気楽者その他にもちょいちょい顔を出す者あれどまずこの二人を常連と見て可なるべし。二十七年の夏も半・・・
国木田独歩
「置土産」
-
・・・あの節廻しは吉次だ。彼奴声は全たく美いよ。 五月十日 外から帰たのが三時頃であった。妻は突伏して泣いている。「どうしたのだ、どうしたの?」と自分は驚ろいて訊いたが、お政のことゆえ、泣くばかりで容易に言い得ない。泣くのはこの女の持・・・
国木田独歩
「酒中日記」
goo辞書とは
goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。