じっけんしんりがく【実験心理学】
精神現象および行動の研究に実験的方法を用いる心理学。方法による区分なので、研究領域は限定されないが、一般に知覚や学習についての基礎的研究をさすことが多い。
じっけんすいそう【実験水槽】
実験用の中・大型の水槽。水力学の実験や流体の実験などに用いられる。
じっけんせいぶつ【実験生物】
実験に用いる動物・植物・細菌・微生物・細胞・遺伝子など。研究に不可欠な特定の性質を備えた生物が他の生物と交雑しないように管理されている。遺伝子操作や品種改良によって実験や研究の目的にあった生物がつくられることもある。 [補説]文部科学省は世界最高水準の生物資源基盤整備を目指して、平成14年度(2002)から「ナショナルバイオリソースプロジェクト」を開始。実験生物とその遺伝子の管理・保存を推進している。マウス・カイコ・小麦など生物種ごとに担当する中核機関(大学・研究機関など)が定められ、他の研究機関に実験生物および情報を提供するとともに、研究結果のフィードバックや実験生物の寄託を受け入れる。
じっけんだい【実験台】
1 実験器具や材料などをのせる台。 2 実験の対象になるもの。「新療法の—になる」
じっけんてき【実験的】
[形動]試みに行ってみるさま。「—な段階」
じっけんどうぶつ【実験動物】
医学その他の研究に用いるために飼育し、繁殖させている動物。猿・犬・ウサギ・モルモットなど。→実験生物
じっけんぶつりがく【実験物理学】
実験で得られた結果から物理法則を探求し、理論の正当性を確かめる物理学の一分野。→理論物理学
じっけんしつ【実験室】
科学研究を目的とした実験を行うための部屋。「理科の—」
じっけんろ【実験炉】
原子炉の開発において、初期段階に、基礎的な研究開発を行うために建設・運転される小規模な原子炉。実験炉で得られた技術・経験・データをもとに原型炉が建設される。研究炉。→常陽 →イーター(ITER)
じっけんく【実験区】
対照実験で比較対象を設定する際、実際に特定の条件を課して行われる一連の実験。実験を行わない、または特定の条件を除外して行われる一連の実験は対照区とよばれる。実験群。