差(し)渡し(さしわたし)
の例文・使い方・用例・文例(1)
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・・・幻燈はその白壁の上へちょうど差渡し三尺ばかりの光りの円を描いている。柔かに黄ばんだ光りの円はなるほど月に似ているかも知れない。が、白壁の蜘蛛の巣や埃もそこだけはありありと目に見えている。「こちらへこう画をさすのですな。」 かたりと云・・・
芥川竜之介
「少年」
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