手心(てごころ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・否わが家の下女に対しても昔とは趣きが違うならば、教育者が一般の学生に向い、政府が一般の人民に対するのも無論手心がなければならないはずである。内容の変化に注意もなく頓着もなく、一定不変の型を立てて、そうしてその型はただ在来あるからという意味で・・・
夏目漱石
「中味と形式」
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・・・政府のお役人様だって、お前さんと、御隠居じゃあちいっとの手心あ違おうともいうもんだ。 だから、下らない意地は捨てる方が得、ね、ウンと承知すりゃあ、万事万端めでたしめでたしで納まろうってもんだ。 え! 承知しなさい、その方が得だよ」・・・
宮本百合子
「禰宜様宮田」
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