擲弾(てきだん)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・…… その夜の八時何分か過ぎ、手擲弾に中った江木上等兵は、全身黒焦になったまま、松樹山の山腹に倒れていた。そこへ白襷の兵が一人、何か切れ切れに叫びながら、鉄条網の中を走って来た。彼は戦友の屍骸を見ると、その胸に片足かけるが早いか、突然大・・・
芥川竜之介
「将軍」
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・・・みんな若いし擲弾兵です。」「ゆれて踊っているようですが構いませんか。」「なあに心配ありません。どうせチュウリップ酒の中の景色です。いくら跳ねてもいいじゃありませんか。」「そいつは全くそうですね。まあ大目に見ておきましょう。」・・・
宮沢賢治
「チュウリップの幻術」
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