放り出す(ほりだす)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・今、一文も渡さずに放り出すのは、あまりに悪辣である。健二は暫らく杜氏と押問答をしたが、結局杜氏の云うがまゝになって、男部屋へ引き下った。そこでふだん着や、襦袢や足袋など散らかっているものを集めて、信玄袋に入れ、帰る仕度をした。「おや、君・・・
黒島伝治
「豚群」
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・・・ 原稿を床のそとの畳へ放り出すように置いた。「ほかの人達もみんな出したのか」「そうでしょうと思うわ」「そして、その本は出たのかね」「どうなのかしら――わたしは見たことないけれど……」 重吉はしばらく黙って、ひろ子の顔・・・
宮本百合子
「風知草」
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