出典:gooニュース
トルコ、混乱長期化の様相=大統領の政敵拘束、反発やまず
【イスタンブール時事】トルコでエルドアン大統領の「最大の政敵」で、最大都市イスタンブールのイマモール市長の拘束を機に、政治の混乱が長期化する様相を見せている。26日で拘束から1週間となる中、支持者らは連日の抗議デモで治安当局と衝突。エルドアン氏は「街頭テロ」と対決姿勢を示しており、強権体質に拍車が掛かる可能性もある。
トルコ大統領の政敵逮捕、連日大規模な抗議デモ
市長は、レジェプ・タイップ・エルドアン大統領の政敵とされる。市長に対する一連の措置を受け、同国では過去10年超で最大規模となる抗議デモが連日、行われている。 イスタンブールのエクレム・イマモール市長は19日、汚職とテロ関連の容疑で警察に身柄を拘束された。
トルコ大統領「政敵排除」の観測も イスタンブール市長逮捕 デモ、通貨安…混乱拡大
イマモール氏は20年以上も中央政界で権力を維持し、強権をふるうエルドアン大統領の最大の政敵。次期大統領選をにらんだ政権側の差し金ではないか-といった観測が国内外で広がっている。イマモール氏は19日に身柄を拘束され、通貨トルコ・リラは対ドルで一時、史上最安値を更新した。イスタンブールや首都アンカラなどでは抗議デモが連日行われ、当局は22日には300人以上を拘束した。
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