せいじりんりしんさかい【政治倫理審査会】
議員の政治倫理を確立するため、衆議院・参議院および地方議会などに設置される組織。政倫審。 [補説]国会の政倫審は、昭和60年(1985)の国会法改正に伴い、衆参両院にそれぞれ設置された。議員が行為規範等の法令に著しく違反していると疑われる場合、委員の3分の1以上の申し立てにより、出席委員の過半数による議決を経て、審査が行われる。また、不当な疑惑を受けたとして議員本人が申し出た場合も審査が行われる。出席委員の3分の2以上の議決を経て、政治的道義的に責任があると認められた場合、当該議員に対して行為規範等の遵守・一定期間の登院自粛・役職辞任などの勧告を行う。各地方公共団体の議会にも、条例に基づいて政治倫理審査会が設定されている。
せいじしゅどう【政治主導】
政治家が官僚に依存せず主体的に政策の立案・決定などを進めること。日本では官僚が実質的に政治の主導権を掌握している状態にあるが、民意を政治に反映させるためにも、選挙で選ばれた政治家が政治を主導していくことが望ましいとの主張がなされている。→官僚政治
せいじせいめい【政治生命】
政治家として活動する力の根源。政治家としての将来。「党総裁選に—を賭ける」「—を絶たれる」
せいじにんよう【政治任用】
《political appointeeの訳語》大統領や首相が自分の判断で、行政府の要職に官僚や民間人を任命すること。ポリティカルアポインティー。
せいじれんめい【政治連盟】
業界団体や士業団体などが政治活動を行うために設立する組織。各団体の目的・理念を達成するため、政府・地方自治体・政党・政治家に、要請・提言・支援などの働きかけを行う。日本医師連盟・農業者政治連盟など。
せいじけつだん【政治決断】
[名](スル)「政治判断」に同じ。
せいじショー【政治ショー】
宣伝と人気取りをねらった、人目に立つ政治的行事。
せいじはんだん【政治判断】
[名](スル)賛否が割れて結論の出ない問題、法令に反する、または法令に規定のない問題について責任を持つ政治家が方針を定めること。政治決断。「首相の—で乗っ取り犯を釈放する」
せいじじゅく【政治塾】
政治家の養成を目的とする私塾。松下政経塾・小沢一郎政治塾・橋下徹大阪市長の維新政治塾など。
せいじてきこうい【政治的行為】
1 特定の政策あるいは政治的主義・信条に基づいて行われる活動。 2 政治に関連する行動。その駆け引き。 3 国家公務員法や地方公務員法によって公務員が行うことを制限されている、一定の政治的目的を持つ行為。特定の政党への支持・反対を目的として投票の勧誘を行うことなど。