ぶんかざい【文化財】
1 文化活動の結果として生み出されたもので、文化的価値を有するもの。 2 文化財保護法で、保護の対象とされるもの。有形文化財・無形文化財・民俗文化財・記念物・文化的景観・伝統的建造物群の6種がある。
ぶんかざいけんきゅうじょ【文化財研究所】
文化財の保存・研究などを行った文化庁所管の独立行政法人。平成13年(2001)、東京国立文化財研究所と奈良国立文化財研究所を統合して発足。平成19年(2007)に国立博物館と統合し、国立文化財機構に移行。
ぶんかざいぶ【文化財部】
文化財の保護・活用・調査・研究を行う文化庁の部門。昭和25年(1950)に文部省の外局として文化財保護委員会が設置され、昭和43年(1968)文化庁設置の際に改組されて文化財保護部と改称。さらに平成13年(2001)、現在の名称に改称。
ぶんかざいほごいいんかい【文化財保護委員会】
文化庁の前身。昭和25年(1950)に文部省の外局として設置され、文化財の保護・活用・調査・研究を行う。昭和43年(1968)文化局と統合して文化庁となった。→文化財部
ぶんかざいほごほう【文化財保護法】
文化財の保護およびその活用を図り、国民の文化的向上に資することを目的とする法律。昭和25年(1950)施行。従来の国宝保存法・重要美術品等の保存に関する法律・史跡名勝天然記念物保存法などを統合。
ぶんかし【文化史】
学問・芸術・文学・思想・宗教・風俗・制度など、人間の文化的活動の所産について包括的に記述した歴史。政治史・経済史などと区別していう。
ぶんかしせつ【文化使節】
文化の交流や宣伝を目的として外国に派遣または外国から招聘する使節。学者・芸術家などが多い。
ぶんかしゃかいがく【文化社会学】
文化を対象とする社会学。第一次大戦後のドイツで形式社会学を批判しておこったもので、社会現象の内容としての文化を研究対象とする。
ぶんかじゅうたく【文化住宅】
1 応接室や玄関にドアをとり入れた和洋折衷の住宅。大正から昭和初年にかけて流行した。 2 多く関西地方にある木造2階建ての棟割りアパートをいう俗称。
ぶんかしゅぎ【文化主義】
文化の向上・発達、文化価値の実現を人間生活の最高目的とする立場・主張。ドイツの新カント学派の影響を受けて、日本で大正時代に形成された主張。