あんこくき【暗黒期】
1 戦乱が続き、社会の秩序が乱れ、道徳・文化が廃れて悪事や不安がはびこる時期。また、先行きの見通しがつかず、希望のもてない時期。 2 細胞がウイルスに感染したにもかかわらず、子孫となるウイルスを合成するまで、ウイルスの存在が確認できない期間。エクリプス。陰性期。暗黒現象。
あんこくげんしょう【暗黒現象】
⇒暗黒期2
あんこくのぞうき【暗黒の臓器】
診断が困難な臓器のこと。小腸や膵臓などをいう。 [補説]小腸は、口や肛門から遠く、また腹膜に固定されていないため自由に動き、長く曲がりくねっているため、カプセル内視鏡やバルーン内視鏡が開発されるまで、精密な検査が難しかった。膵臓は、体の深部にあって、周りを胃・肝臓・十二指腸・小腸・大腸・脾臓・腎臓など多くの臓器に囲まれているため、観察しづらく、また特有の症状が現れにくいことから、病気の早期発見が難しい。
あんこくのげつようび【暗黒の月曜日】
⇒ブラックマンデー
あんこくバリオン【暗黒バリオン】
宇宙に存在する陽子や中性子からなる通常の物質(バリオン)のうち、従来の観測で把握できなかったもの。長らくその由来が不明だったが、新たな観測手法により銀河同士をつなげているフィラメント構造に中高温銀河間物質とよばれる高温・低密度のガスとして存在することが明らかになった。ダークバリオン。ミッシングバリオン。
あんこくこうし【暗黒光子】
暗黒物質同士の相互作用を担う、仮説上の光子。暗黒物質を構成するとされる未知の素粒子に、電磁相互作用に相当する作用が存在する場合、その相互作用において光子のようにふるまう性質をもつものと推定される。理論的にはわずかに質量をもつと推定され、もし存在するならば実験による検出が可能と考えられている。ダークフォトン。ヒドゥンフォトン。パラフォトン。
あんこくビッグバン【暗黒ビッグバン】
宇宙の暗黒物質を生成したとされる仮説上の現象。通常の物質を生み出したビッグバンと異なる過程をたどり、インフレーション後に残ったエネルギーを解放したと考えられる。ビッグバンの約1か月後に発生したという説もある。発生の痕跡は光など電磁波では観測できないが、重力波によって証拠が得られる可能性がある。ダークビッグバン。