きたいかのうせい【期待可能性】
犯罪行為の当時、行為者が適法行為をすることができたはずだと期待できること。期待可能性がなければ刑事責任はないという学説の根拠となる概念。
きたいけん【期待権】
一定の事実が発生すれば一定の法律的利益を享受しうるという期待を内容とする権利。
きたいち【期待値】
1 A1,A2,…,Anの起こる確率がp1,p2,…,pnであり、それらが起こった場合にx1,x2,…,xnの値をとるとき、x1p1+x2p2+…+xnpnの値をいう。例えば、くじ引きで、1本のくじに期待しうる賞金の平均化した値。 2 《1から転じて》物事に対する期待の度合い。「次の政権に対する—が高い」
きたいはずれ【期待外れ】
心待ちにしていたような結果にならないこと。「—の出来」
きたいりょう【期待料】
期待する気持ちを金銭に換算した額。「次期エースとしての—を含んだ年俸を提示する」
きたいかん【期待感】
期待する気持ち。当てにする心持ち。「—が高まる」「—が大きい」
きたいがい【期待買い】
投資家が、市場や政治・経済情勢の動向などから、相場の上昇を見込んで、株式・通貨・商品などを購入すること。→失望売り
きたいギャップ【期待ギャップ】
公認会計士が行う監査について、社会の期待と実際の業務内容との間に生じるギャップのこと。監査人の目的があくまで財務諸表が適切に表示されているかを保証することであるのに対し、世間は企業の不正を見抜き摘発することであると捉えていることをいう。
きたいきょういくねんすう【期待教育年数】
生涯に教育を受けると予想される年数。5歳児が正規の学校に在籍すると予想される平均年数で、5歳以降の各年齢の就学率を加算して求める。 [補説]例えば、10歳児の就学率が90パーセントの場合0.9年、18歳の就学率が50パーセントの場合0.5年として加算される。