木肌/木膚(きはだ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・戸の木肌はあらわに外面に向かって曝されていた。――ある感動で堯はそこに彳んだ。傍らには彼の棲んでいる部屋がある。堯はそれをこれまでついぞ眺めたことのない新しい感情で眺めはじめた。 電燈も来ないのに早や戸じまりをした一軒の家の二階――戸の・・・
梶井基次郎
「冬の日」
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・・・枝の生えかたがちがうし、それに、木肌の日の反射のしかただって鈍いじゃないか。もっとも、芽が出てみないと判らぬけれど。」 私は立ったまま、枯木へ寄りかかって彼に尋ねた。「どうして芽が出ないのだ。」「春から枯れているのさ。おれがここ・・・
太宰治
「猿ヶ島」
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