はやしたけし【林武】
[1896〜1975]洋画家。東京の生まれ。本名、武臣 (たけおみ) 。独立美術協会の設立に参加。フォービスムを基調として、重厚なマチエール、明確な構図の具象画を描いた。文化勲章受章。
はやしただひこ【林忠彦】
[1918〜1990]写真家。山口の生まれ。戦前から報道写真家として活動し、戦後「小説新潮」誌に掲載した作家のポートレートで注目を集めた。写真集に「日本の作家」「カストリ時代」など。
はやしたつお【林達夫】
[1896〜1984]評論家。東京の生まれ。自由主義的な思想家として、政治・思想・文化の動向に鋭い批判を加えた。平凡社の「世界大百科事典」編集長。著「思想の運命」「歴史の暮方」「共産主義的人間」など。
はやしちゅうしろう【林忠四郎】
[1920〜2010]宇宙物理学者。京都の生まれ。東京帝大卒業後、京大で研究に従事。ビッグバン後の元素の起源、太陽系の起源、星の進化の研究などで功績がある。昭和61年(1986)文化勲章受章。
はやしつるいち【林鶴一】
[1873〜1935]数学者。徳島の生まれ。東北大教授。日本最初の数学専門誌「東北数学雑誌」を創刊し、和算の研究家としても活躍。教科書・啓蒙書の著作も多い。
はやしどうしゅん【林道春】
⇒林羅山 (はやしらざん)
はやしのぶあつ【林信篤】
⇒林鳳岡 (はやしほうこう)
はやしひろもり【林広守】
[1831〜1896]雅楽家。大坂の生まれ。笙 (しょう) の名手で、製作もよくした。宮内省雅楽局伶人長として奥好義 (おくよしいさ) ・林広季の合作「君が代」を完成。
はやしぶぎょう【林奉行】
⇒御林奉行 (おはやしぶぎょう)
はやしふさお【林房雄】
[1903〜1975]小説家。大分の生まれ。本名、後藤寿夫。プロレタリア作家として出発。のち転向し、戦後の民主主義否定の論陣の一翼を担った。小説「青年」「西郷隆盛」、評論「大東亜戦争肯定論」など。