すいそほうでんかん【水素放電管】
管内に微量の水素を封入した放電管。水素分子による連続スペクトルを広く可視部から紫外部にわたって放射するため、紫外部の吸収スペクトルを調べる光源として利用される。また、重水素を使用した重水素ランプは軽水素のものに比べ照射強度が約3倍ある。水素ランプ。
すいそランプ【水素ランプ】
⇒水素放電管
すいそか【水素化】
分子の不飽和結合に水素を付加させる還元反応。触媒による接触水素化反応と、還元剤による化学的還元法がある。マーガリンやショートニングなどの硬化油の製造に利用される。水素付加。水素添加。水添。
すいそじどうしゃ【水素自動車】
水素を燃料として走る自動車。エンジンは従来のガソリンエンジンの改良で済む。課題は水素の貯蔵方式と貯蔵容器にある。水素エンジン車。
すいそてんか【水素添加】
⇒水素化
すいそふか【水素付加】
⇒水素化
すいそばくはつ【水素爆発】
水素と酸素が急激に反応して爆発的な燃焼を起こすこと。空気中では、水素濃度が4〜75パーセントの範囲で爆発を起こす可能性がある。→爆鳴気
すいそぜいか【水素脆化】
鋼材などが水素を吸収することで強度が低下する現象。水素割れ。
すいそでんたつけい【水素伝達系】
⇒呼吸鎖
すいそメーザーげんしどけい【水素メーザー原子時計】
水素原子の共鳴周波数に基づいて1秒の長さを決める装置。短期的な安定性に優れ、セシウム原子時計と組み合わせて標準時の生成に利用される。