滅法(めっぽう)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・しかし安子は口よりも顎で人を使い、人使いの滅法荒い子供だったが、母親は人使いの荒いのは気位の高いせいだとむしろ喜び、安子にはどんな我儘も許し贅沢もさせた。 たしかに安子は気位が高く、男の子からいじめられたり撲られたりしても、逃げも泣きも・・・
織田作之助
「妖婦」
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・・・の母は、源三の亡くなった叔母と姉妹同様の交情であったので、我が親かったものの甥でしかも我が娘の仲好しである源三が、始終履歴の汚れ臭い女に酷い目に合わされているのを見て同情に堪えずにいた上、ちょうど無暗滅法に浮世の渦の中へ飛込もうという源三に・・・
幸田露伴
「雁坂越」
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