老いたる馬は路を忘れず
《「韓非子」説林から》道に迷ったときは、老馬を放ってそのあとをついて行けば道に出るものだ。経験を積んだ者は、行うべき道を誤らないことのたとえ。老馬の智。老いたる馬は路を知る。
老いては騏驎も駑馬に劣る
《「戦国策」斉策から》すぐれた人も年老いると働きが劣り、凡人に及ばなくなることのたとえ。騏驎も老いぬれば駑馬に劣る。
老いては子に従え
《「大智度論」九九から》年をとってからは、何事も子に任せて従ったほうがよいということ。
老いては益益壮んなるべし
《「後漢書」馬援伝から》年老いても元気が衰えず、ますます盛んな意気がなければならないということ。
老いて二度児になる
人は年を取ると、理解力や判断力が衰えて、また子供のようになる。老いては愚にかえる。老いて再び稚児になる。