老体(ろうたい)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・又打死はしたが、相国寺の戦に敵の総帥の山名宗全を脅かして、老体の大入道をして大汗をかいて悪戦させたのは安富喜四郎であった。それほど名の通った安富の家の元家が、管領細川政元を笠に被て出て来ても治まらなかったというのは、何で治まらなかった歟、納・・・
幸田露伴
「雪たたき」
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・・・時に、お爺さんは老体の事ですから、石の多い浜辺を嫌って土堤の上を行きます。若い人々は波打際を遠慮なくさっさとあるいて参ります。ところが約五六丁も来ると、磯際に大きな洞穴があって、両人がそれへ這入ると、うまい具合と申すか、折悪くと申すか、潮が・・・
夏目漱石
「文芸の哲学的基礎」
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