さんかたんそ【酸化炭素】
炭素の酸化物の総称。一酸化炭素・二酸化炭素・二酸化三炭素・二酸化五炭素など。
さんかチタン【酸化チタン】
チタンの酸化物の総称。ふつう二酸化チタン(酸化チタン(Ⅳ))をさす。光触媒、曇り止め、防菌などに広く利用される。
さんかちっそ【酸化窒素】
窒素の酸化物の総称。ふつう一酸化窒素をさし、空気に触れると二酸化窒素になる。ほかに一酸化二窒素(亜酸化窒素)・三酸化二窒素・五酸化二窒素などがある。
さんかてつ【酸化鉄】
鉄の酸化物。 1 酸化鉄(Ⅱ)(酸化第一鉄)FeO 蓚酸鉄 (しゅうさんてつ) (Ⅱ)を空気を断って熱すると得られる強磁性の黒色粉末。 2 酸化鉄(Ⅲ)(酸化第二鉄)Fe2O3 天然には赤鉄鉱として産出。製法によって赤色・紫色・黒色などとなる。赤色粉末はベンガラともよばれ、さび止めや塗料、研磨材などに使用。 3 四酸化三鉄Fe3O4 天然には磁鉄鉱として産出。黒色、強磁性の物質。また、黒さびの主成分。電極・顔料などに使用。
さんかどう【酸化銅】
銅の酸化物。 1 酸化銅(Ⅰ)(酸化第一銅)Cu2O 硫酸銅(Ⅱ)水溶液をフェーリング液で還元して得られる赤色の結晶性粉末。天然には赤銅鉱として産出。赤色顔料、ガラスの着色剤などに使用。亜酸化銅。 2 酸化銅(Ⅱ)(酸化第二銅)CuO 銅片を空気中で赤熱して得られる黒色粉末。天然には黒銅鉱として産出。窯業の緑青色顔料、塗料、酸化剤などに用いる。
さんかなまり【酸化鉛】
鉛の酸化物。一酸化鉛、四酸化三鉛、二酸化鉛がよく知られる。
さんかバリウム【酸化バリウム】
炭酸バリウムを熱して得る、また、純粋なものは硝酸バリウムを強熱して得る、白色の粉末。水と反応すると多量の熱を発生して水酸化バリウムとなる。化学式BaO バリタ。バライタ。重土。
さんかひそ【酸化砒素】
砒素の酸化物の総称。三酸化二砒素(通称、亜砒酸・三酸化砒素、化学式As2O3)、五酸化二砒素(通称、無水砒酸・五酸化砒素、化学式As2O5)がある。
さんかひょうはくざい【酸化漂白剤】
漂白剤のうち、酸化作用によって漂白するもの。過酸化水素・さらし粉・次亜塩素酸ナトリウムなど。
さんかぶつ【酸化物】
酸素と他の元素との化合物。