へいそくかん【閉塞感】
閉じふさがっている感じ。また、比喩的に、閉じふさがったように先行きが見えないさま。「のどに—がある」「—を打開する」
へいそくせん【閉塞船】
戦争などのとき、港湾を閉塞するために沈める船。
へいそくぜんせん【閉塞前線】
温帯低気圧の発達過程で、動きの速い寒冷前線が温暖前線に追いついてできる前線。寒冷型と温暖型とがある。
へいそくそうち【閉塞装置】
鉄道で、一定の区間内を一編成だけに占有させ、そこへ他の列車の進入があった場合に検知できる装置。軌道回路を用いて進入を検知し、閉塞信号機で停止などを表示する。
へいそくせいどうみゃくこうかしょう【閉塞性動脈硬化症】
腹部大動脈・腸骨動脈・大腿 (だいたい) 動脈など四肢に血液を供給する血管で動脈硬化が進行し、血管が閉塞する病気。血流が不十分になるため、手足にしびれ・痛み・冷えを感じる。治療せずに放置すると、やがて歩行が困難になり、重症化すると手足に潰瘍 (かいよう) ができ壊死 (えし) することもある。ASO(arteriosclerosis obliterans)。
へいそくせいぶんべん【閉塞性分娩】
児頭骨盤不適合・胎位異常・微弱陣痛などにより経膣 (けいちつ) 分娩が困難な状態。開発途上国などで、低年齢や栄養不良などにより、骨盤が十分に発達していない状態で妊娠した場合などに起こる。帝王切開など適切な処置が受けられない場合、分娩が24時間から1週間以上続き、その間、胎児の頭部が母体の骨盤を圧迫し、膀胱 (ぼうこう) ・膣・直腸などへの血流が遮断されるため、母体に瘻孔 (ろうこう) が形成され、障害が残ることが多い。胎児は死産となる。また、妊産婦の死亡の原因ともなる。
へいそくせいけっせんせいけっかんえん【閉塞性血栓性血管炎】
⇒バージャー病
へいそくせいむせいししょう【閉塞性無精子症】
無精子症のうち、精巣では精子がつくられているが、精路に通過障害があるため、精液中に精子がみられないものをいう。