出典:gooニュース
セブン「創業家MBO」が破談、金策難航とすれ違い 過去最大のビッグディールが頓挫した真相
史上最大のMBO、「9兆円ディール」の内幕は――。 カナダのコンビニ大手、アリマンタシォン・クシュタールからの提案で幕を開けた、セブン&アイ・ホールディングスをめぐる買収劇。昨年11月には伊藤順朗副社長ら、創業家からのMBO(経営陣による買収)提案も明らかになり、一時は争奪戦の様相を呈していた。 しかし、今年2月末に局面が変わった。
サンオータス<7623>、MBOで株式を非公開化
サンオータス社長の北野俊氏ら創業者一族の資産管理会社・太田興産(横浜市)がMBO(経営陣による買収)を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施する。サンオータス株の買付価格は1株につき1株につき835円で、TOB公表前営業日の終値615円に35.77%のプレミアムを加えた。サンオータスはTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。
大正製薬、創業家によるMBOに批判が噴出したワケ〈グループトップ42年ぶり交代〉
だが、MBOのプロセスについては一部株主から批判が噴出した。 創業家によるMBOを問う臨時株主総会が開かれた オーナー一族主導の下、MBOに踏み切った大正製薬HD。2024年3月18日、東京・豊島区にある大正製薬の本社ホールで開かれたMBOの賛否を問う臨時株主総会は、社員、警備員が多数見守る物々しい雰囲気に包まれていた。
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