キリストでん【キリスト伝】
《原題、(イタリア)Storia di Cristo》イタリアの小説家・批評家、パピーニによるイエス=キリストの評伝。1921年刊行。無神論者であった著者のカトリックへの回心を示す作品。別邦題「キリストの生涯」。
クリストレデンドールデロスアンデス【Cristo Redentor de los Andes】
アルゼンチンとチリの国境にあるキリスト像。アンデス山脈を越えるウスパヤタ峠の標高3832メートルに位置する。20世紀初頭、両国間の戦争終結を記念し、大砲などを溶かして造られたキリスト像が立つ。
キリストのようじ【キリストの幼時】
《原題、(フランス)L'enfance du Christ》ベルリオーズのオラトリオ。全3部。1850年から1854年にかけて作曲。「マタイによる福音書」のヘロデ王による幼児虐殺と聖家族のエジプトへの逃避を描いたもの。
キリストのせんれい【キリストの洗礼】
《原題、(イタリア)Battesimo di Cristo》ピエロ=デラ=フランチェスカの絵画。板にテンペラ。縦167センチ、横116センチ。元はサンセポルクロの大聖堂の祭壇画だったもの。バプテスマのヨハネに洗礼をうけるキリストの姿を描く。ロンドン、ナショナルギャラリー所蔵。
キリストのふっかつ【キリストの復活】
《原題、(イタリア)Resurrezione di Cristo》ピエロ=デラ=フランチェスカの絵画。縦225センチ、横200センチ。磔刑に処されたイエス=キリストが三日後に復活した場面を、遠近法を駆使して描いたフレスコ画。サンセポルクロ市立美術館所蔵。
キリストこうか【キリスト降架】
《(フランス)Descente de Croix》日本出身の洋画家、レオナール=フジタ(藤田嗣治)の絵画。油彩。1959年、5人目の妻君代とともにカトリックの洗礼を受けた藤田が、キリスト教徒として描いた宗教画。イタリア、トリエステで開催された第1回国際宗教美術展にて金賞を受賞。
キリストのたっけい【キリストの磔刑】
《原題、(イタリア)Crocifissione》アントネッロ=ダ=メッシーナの絵画。板に油彩。縦52.5センチ、横42.5センチ。ゴルゴタの丘で磔刑に処されるキリストと二人の罪人を描いた作品。フランドル派を思わせる緻密な背景描写で知られる。アントウェルペン、王立美術館所蔵。