とぎ‐だし【研(ぎ)出し】例文一覧 1件

  1. ・・・ 西宮は平田の腕を取ッて、「まア何でもいい。用があるから……。まア、少し落ちついて行くさ」と、再び室の中に押し込んで、自分はお梅とともに廊下の欄干にもたれて、中庭を見下している。 研ぎ出したような月は中庭の赤松の梢を屋根から廊下へ投・・・<広津柳浪「今戸心中」青空文庫>