がい‐はく【該博】 の意味

  1. [名・形動]物事に広く通じていること。学識の広いこと。また、そのさま。「該博な知識」
  1. [派生]がいはくさ[名]
  • 名詞
  • がい‐はく【該博】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・が、少年の筆らしくない該博の識見に驚嘆した読売の編輯局は必ずや世に聞ゆる知名の学者の覆面か、あるいは隠れたる篤学であろうと想像し、敬意を表しかたがた今後の寄書をも仰ぐべく特に社員を鴎外の仮寓に伺候せしめた。

      内田魯庵「鴎外博士の追憶」

    • ・・・ここに至りますと、半分は実社会の人物を種として、半分はそれに馬琴の該博な智識――おもに歴史から得来った智識の衣を着せて、極端に誇張し、引き伸ばして、そして作り出したように考えられます。

      幸田露伴「馬琴の小説とその当時の実社会」

    • ・・・ ああ、もう東京はいやだ、殺風景すぎる、僕は北京に行きたい、世界で一ばん古い都だ、あの都こそ、僕の性格に適しているのだ、なぜといえば、――と、れいの該博の知識の十分の七くらいを縷々と私に陳述して、そうして間もなく飄然と渡支した。

      太宰治「佳日」