けいじじょうかいが【形而上絵画】
1917年、イタリアのキリコらが中心となって興した絵画運動。幻想的な風景や静物を通して、形而上的な世界を表現、シュールレアリスムの絵画に影響を与えた。
けいじじょうがく【形而上学】
《metaphysics自然学のあとの((ギリシャ)ta meta ta physika)書の意。後世、ロードスのアンドロニコスがアリストテレスの著作編集に際して採った配列に由来》 1 アリストテレスでは、あらゆる存在者を存在者たらしめている根拠を探究する学問。すなわち第一哲学または神学。 2 現象的世界を超越した本体的なものや絶対的な存在者を、思弁的思惟や知的直観によって考究しようとする学問。主要な対象は魂・世界・神など。
出典:青空文庫
・・・等から離れて、ほかの形而上的な考えを追おうとしている様子が見えた。・・・ 黒島伝治「穴」
・・・はありますけれども、形而上の気質に於いて、この都会は相変らずです。・・・ 太宰治「メリイクリスマス」
・・・くが故に、外観上往々形而上的の空論と混同さるる虞あり。科学者にして・・・ 寺田寅彦「自然現象の予報」