とさ【土佐】
旧国名の一。現在の高知県にあたる。土州。 高知県中部の市。仁淀川(によどがわ)下流西岸に位置する。藺(い)や柑橘類の栽培、和紙製造が盛ん。また、鰹節(かつおぶし)の産地。人口2.9万(2010)。
とさ【土佐】
姓氏の一。 [補説]「土佐」姓の人物土佐光起(とさみつおき)土佐光長(とさみつなが)土佐光信(とさみつのぶ)土佐行広(とさゆきひろ)
と‐さ
[連語]《格助詞「と」+終助詞「さ」》ややぞんざいな気持ちをこめて引用・伝聞する意を表す。…だそうだ。…だって。「それで長者になった—」
とさ‐あげ【土佐揚(げ)】
豆腐や野菜・魚などに鰹節(かつおぶし)をまぶして揚げた料理。
とさ‐いぬ【土佐犬】
1 日本犬の一。高知地方にみられ、中形で毛色はごまや赤色。猪狩りに用いられた。四国犬。 2 土佐闘犬のこと。
とさか‐じゅん【戸坂潤】
[1900〜1945]哲学者・評論家。東京の生まれ。新カント学派から転じてマルクス主義哲学を研究し、唯物論研究会を創立、軍国主義に反対した。昭和13年(1938)検挙され、敗戦直前の8月9日に獄...
とさ‐の‐いん【土佐院】
土御門(つちみかど)天皇の異称。承久の乱後、土佐に流されたところからいう。
とさ‐みつおき【土佐光起】
[1617〜1691]江戸前期の画家。堺の人。光則の子。承応3年(1654)室町末期以来とだえていた宮廷の絵所預となり、土佐家を再興、江戸時代の土佐様式をつくりあげた。のち剃髪して常昭と号し、法...
とさ‐みつなが【土佐光長】
⇒常盤光長(ときわみつなが)
とさ‐みつのぶ【土佐光信】
[?〜1522ころ]室町後期の画家。宮廷の絵所預、幕府の御用絵師をも務め、将監さらには刑部大輔に任じられ、画家として最高の地位をきわめて土佐派の画系を確立。絵巻・肖像画・仏画から工芸品の下絵まで...