あふな‐あふな
[副]分相応に。身の程にふさわしく。「—思ひはすべしなぞへなく高く卑しき苦しかりけり」〈伊勢・九三〉 [補説]「おおなおおな」との異同は未詳。
おう‐ぶん【応分】
[名・形動]身分や能力にふさわしいこと。また、そのさま。分相応。「—の負担をする」
おおせ‐かた【負せ方】
貸し方。貸し主。債権者。「—は身分相応の損あり」〈都鄙問答・二〉
けんやく‐れい【倹約令】
江戸時代、幕府や大名が公布した倹約強制の法令。財政の緊縮をはじめ、日常生活における分相応の節約を命じたもの。
心(こころ)に笠(かさ)着(き)て暮(く)らせ
《笠をかぶると上が見えないところから》高望みしないで分相応に暮らせ。
相応
相応な 〔適当な,釣り合った〕suitable ((for));〔妥当な〕proper, reasonableそれ相応なやり方でin a proper way分相応[不相応]な暮らしをしているH...
そうおうな【相応な】
〔適当な,釣り合った〕suitable ((for));〔妥当な〕proper, reasonableそれ相応なやり方でin a proper way分相応[不相応]な暮らしをしているHe l...
分
1〔本分〕自分の分を尽くすdo one's duty [share/part]2〔身分〕分相応[不相応]な暮らしをしているHe lives within [beyond/above] his m...
分相応
分相応な暮らしに満足していたHe was content to live within his means.分相応に振る舞うbehave in accordance with one's sta...
身分
1〔地位〕(a) social standing [status]; (one's) rank身分のある人a man of rank身分の違いdifference in social stand...
そうおう【相応】
[共通する意味] ★身分、能力、性質、働きなどにふさわしいこと。[英] according to one's due[使い方]〔相応〕(名・形動)スル〔分相応〕(名・形動)[使い分け]【1】三語...
おうぶん【応分】
[共通する意味] ★身分、能力、性質、働きなどにふさわしいこと。[英] according to one's due[使い方]〔相応〕(名・形動)スル〔分相応〕(名・形動)[使い分け]【1】三語...
ぶんそうおう【分相応】
[共通する意味] ★身分、能力、性質、働きなどにふさわしいこと。[英] according to one's due[使い方]〔相応〕(名・形動)スル〔分相応〕(名・形動)[使い分け]【1】三語...
みぶん【身分】
[共通する意味] ★人が社会の中でしめる位置。また、自分の地位や能力にあった範囲。[英] one's status[使い方]〔身分〕▽高貴な身分の出▽身分を保証する▽身分相応の暮らし〔身の程〕▽...
がら【柄】
[共通する意味] ★人が社会の中でしめる位置。また、自分の地位や能力にあった範囲。[英] one's status[使い方]〔身分〕▽高貴な身分の出▽身分を保証する▽身分相応の暮らし〔身の程〕▽...
そうりんいっし【巣林一枝】
小さい家に満足すること。分相応の暮らしに満足すること。不必要に他の物まで求めようとせず、分相応を守るたとえ。鳥は木のたくさんある林に巣を作っても、自分で使うのは一本の枝だけであるという意から。▽「巣林」は林に巣を作ること。「一枝巣林いっしそうりん」ともいう。
ちそくあんぶん【知足安分】
高望みをせず、自分の境遇に満足すること。▽「知足」は足ることを知る意。分ぶんをわきまえて欲をかかないこと。「安分」は自分の境遇・身分に満足すること。「足たるを知しり分ぶんに安やすんず」と訓読する。
ちそくふじょく【知足不辱】
自分の分ぶんを知り、それで満足をすれば辱めを受けないということ。▽「知足」は足ることを知る意。分をわきまえて欲をかかないこと。「不辱」は恥辱を受けないということ。一般に「足たるを知しれば辱はずかしめられず」と訓読を用いる。