今(いま)汝(なんじ)は画(かぎ)れり
《「論語」雍也(ようや)から》行う前から自分の力に見切りをつけている。冉求(ぜんきゅう)(子有)が、自分は力が足りないので孔子の教えを実践できないと述べたとき、孔子がそんなことではいけないと諭し...
うまやかじ【厩火事】
落語。厩の火事で馬よりも家来の身を案じた孔子の故事にならい、髪結いの女房が、亭主の愛情を試そうと、大切な瀬戸物を割る。亭主は女房の身を案じるが、それはけがをされては、自分が食い上げになるからであった。
かい【楷】
1 「楷書」の略。「—、行(ぎょう)、草(そう)」 2 ウルシ科の落葉高木。高さ約20メートル。葉は羽状複葉で、秋に紅葉する。孔子の墓に植えたと伝えられ、儒教や学問を象徴する樹木とされる。かいの...
壁(かべ)の中(なか)の書(ふみ)
《孔子の旧宅の壁の中から、秦の始皇帝の焚書を避けて隠しておいた書物が漢代に発見されたという「漢書」芸文志の故事から》「古文尚書」「古文孝経」などの儒学の書物。壁中書(へきちゅうしょ)。
きょくふ【曲阜】
中国山東省中部の都市。周代の魯(ろ)国の都。また、孔子の生地として知られ、孔子廟(びょう)がある。チュイフー。
孔子
Confucius孔子の Confucian
再来
a second coming再来する come againキリストの再来the Second Coming [Advent] of Christ彼は孔子の再来だHe is a second C...
さいらいする【再来する】
come againキリストの再来the Second Coming [Advent] of Christ彼は孔子の再来だHe is a second Confucius.
聖堂
〔孔子の〕a temple (dedicated to Confucius);〔キリスト教の〕a church;〔建物の一部〕a chapel
Confucian
[名]儒者━━[形]儒教[儒者]の;孔子のConfucianの派生語Confucianism[kənfjúʃənìzm]名孔子の教え,儒教Confucianist名儒者
きんせいぎょくしん【金声玉振】
才知や人徳が調和して、よく備わっているたとえ。すぐれた人物として大成することをいう。本来、鐘を鳴らして音楽を始め、磬けいを打って音楽をまとめ収束する意。▽「金」は鐘。「声」はここでは鳴らす意。「玉」は磬のことで、玉石で作った「へ」の字に曲がった打楽器。「振」はまとめ収めること。一説に整える意。「玉振」は磬を鳴らして曲をしめくくること。中国古代で音楽を奏するのに、まず鐘を鳴らして音楽を始め、次に糸・竹の楽器を奏でて、終わりに磬を打ってしめくくった。始まりと終わりの整っているさまをいい、もと孟子もうしが孔子の人格を賛美した語。
せんせいせんし【先聖先師】
孔子とその高弟顔回のこと。また、孔子の尊称。さらに孔子の理想とした政治家周公と孔子のこと。▽「先聖」は昔の聖人。「先師」は聖人の教えを広めるのに大功のあった人。また、師として仰ぎ学ぶべき昔の賢人。古代の中国では、学校を建てると先聖と先師を祭る決まりになっていた。先聖・先師をだれと見なすかは、時代によって異なる。わが国では、孔子を先聖、顔回を先師の筆頭として祭ったことから、孔子と顔回の意味で解釈する。
たんぼくじきん【端木辞金】
納得のいかない金は受け取らないということ。▽「端木」は孔子の弟子の子貢しこうの姓。「辞金」は金を受け取ることを辞退すること。「端木たんぼく金きんを辞じす」と訓読する。『蒙求もうぎゅう』の一句。
びげんたいぎ【微言大義】
簡潔な言葉の中に、深い意味や道理が含まれていること。微妙な表現の中に含まれた奥深い道理。「微言」は微妙な言葉、奥深い言葉の意。もと孔子の言葉について評した語。また、孔子が筆削したとされる『春秋しゅんじゅう』の記述の法をいった語。
わふうけいうん【和風慶雲】
穏やかに吹くそよ風と、吉兆を示すめでたい雲。温厚で徳の備わった人格者を形容した語。本来は孔子の高弟の顔回がんかいを評した語。▽「和」は穏やかなさま、「慶」は吉兆を表す。
きろ【季路】
孔子の弟子、子路(しろ)のこと。
く‐じ【孔子】
孔子(こうし)。また、孔子の像。「—など掛け奉りてすることなるべし」〈枕・一三二〉
げん‐けん【原憲】
中国、春秋時代の魯の人。孔子の門人。字(あざな)は子思。清貧に甘んじ、同門の子貢がぜいたくな身なりで訪れてきたとき、それをたしなめたという故事が「荘子」譲王などにみえる。
こう‐しょうじん【孔尚任】
[1648〜1718]中国、清初の劇作家・詩人。曲阜(きょくふ)(山東省)の人。字(あざな)は聘之(へいし)。号、東塘(とうとう)ほか。孔子の64代目の子孫。戯曲「桃花扇」は清代戯曲の代表作。詩...
こう‐せい【孔聖】
孔子の尊称。