あさじう‐の【浅茅生の】
[枕]浅茅の生えている野の意から「小野(をの)」にかかる。「—小野の篠原(しのはら)忍ぶれど余りてなどか人の恋しき」〈後撰・恋一〉
あさ‐ま【浅ま】
[形動ナリ] 1 浅いさま。奥深くなくむき出しのさま。「忍ぶ姿も現れて、—になりぬさりながら」〈謡・玉井〉 2 簡単で粗末なさま。「是程に—なる平城(ひらじゃう)に、主上、上皇を籠め進(まゐ)ら...
いろ・う【弄ふ/綺ふ】
[動ハ四] 1 かかわり合う。関与する。「例の忍ぶる道はいつとなく—・ひつかうまつる人なれば」〈源・松風〉 2 口出しする。干渉する。「いふかひなき者の秀(ひい)でて、—・ふまじき事に—・ひ」〈...
色(いろ)に出(い)・ず
1 心の中の思いが表情や態度に現れる。「忍ぶれど—・でにけりわが恋は物や思ふと人の問ふまで」〈拾遺・恋一〉 2 色がつく。「わが袖の涙にもあらぬ露にだに萩の下葉は—・でにけり」〈金槐集〉
いん‐にん【隠忍】
[名](スル)苦しみを心中に隠して堪え忍ぶこと。「—しがたい処遇」
我慢
〔耐え忍ぶこと〕patience, endurance;〔頑張ること〕perseverance;〔自制すること〕self-control我慢する have patience ((with));p...
堪え性
〔耐え忍ぶ力〕endurance;〔ねばり強さ〕perseverance;〔耐久力〕staying powerこらえ性のあるhave 「staying power [perseverance]/...
忍びない
⇒しのぶ(忍ぶ)彼女のみじめな様子を見るに忍びなかったI could not bear to see her in such a miserable state.彼の哀願を断るに忍びなかった「I...
忍ぶ
1〔我慢する〕bear, stand, put up with;〔忍耐する〕endure ⇒がまん(我慢)恥を忍ぶbear up under one's shameそのような侮辱は忍び難いI c...
じっと
1〔静かにしている様子〕たいていの子供は30分もじっとしていられないMost children cannot sit [keep] still for even thirty minutes.芝...
こらえる
[共通する意味] ★苦しみなどを我慢する。[英] to endure; to put up with[使い方]〔こらえる〕(ア下一)▽長時間の手術の苦しみをこらえた▽こらえきれずに泣きだした〔耐...
しのぶ【忍ぶ】
[共通する意味] ★苦しみなどを我慢する。[英] to endure; to put up with[使い方]〔こらえる〕(ア下一)▽長時間の手術の苦しみをこらえた▽こらえきれずに泣きだした〔耐...
たえる【耐える】
[共通する意味] ★苦しみなどを我慢する。[英] to endure; to put up with[使い方]〔こらえる〕(ア下一)▽長時間の手術の苦しみをこらえた▽こらえきれずに泣きだした〔耐...
もぐる【潜る】
[共通する意味] ★人目を避けて見えないようになる。[英] to hide (oneself)[使い方]〔隠れる〕(ラ下一)▽電柱の陰に隠れる▽隠れて人に会う〔潜る〕(ラ五)▽地下に潜る〔潜む〕...
かくれる【隠れる】
[共通する意味] ★人目を避けて見えないようになる。[英] to hide (oneself)[使い方]〔隠れる〕(ラ下一)▽電柱の陰に隠れる▽隠れて人に会う〔潜る〕(ラ五)▽地下に潜る〔潜む〕...
いんにんじちょう【隠忍自重】
怒りや苦しみなどをじっとこらえて、軽々しい行いをしないこと。また、そうするべきであるとする戒めの語。▽「隠忍」はつらさなどを表面に出さないで、じっと堪え忍ぶこと。ほんとうの気持ちを秘めて、こらえ忍ぶこと。「自重」は自分の行動を慎むこと。
かんしんほふく【韓信匍匐】
将来の大きな目的のために、一時の屈辱や苦労を耐え忍ぶことのたとえ。韓信が腹ばいになって人の股またの下をくぐる意から。「韓信の股くぐり」という句で有名。
がしんしょうたん【臥薪嘗胆】
将来の成功を期して苦労に耐えること。薪の上に寝て苦いきもをなめる意から。▽「臥」はふし寝る意。「薪」はたきぎ。「嘗」はなめること。「胆」は苦いきも。もとは敗戦の恥をすすぎ仇あだを討とうと、労苦を自身に課して苦労を重ねること。
けんにんかけつ【堅忍果決】
強い意志で堪え忍び、いったん決めると思い切って断行すること。また、そのような性質。▽「堅忍」は意志がきわめて強く、じっと堪え忍ぶこと。我慢強いこと。「果決」は思い切って事を行うこと。
けんにんしっちょく【堅忍質直】
何事にも我慢強く堪え忍び、飾り気がなくまっすぐな気性をしているさま。また、その性質。▽「堅忍」は意志がきわめて強く、じっと堪え忍ぶこと。我慢強いこと。「質直」は飾り気がなくまっすぐな気性。地味で正直なさま。「質」は質朴、飾り気がないの意。