い‐せい【為政】
政治を行うこと。
いせい‐しゃ【為政者】
政治を行う者。為政家。
治(おさ)まりて乱(みだ)るるを忘(わす)れ◦ず
《「易経」繋辞下から》安定している世の中もいつかは乱れるのだから、政治を行う者は、そのことを忘れてはいけない。
かく‐ぶつ【格物】
《「礼記」大学から》物事の道理を窮めただす意で、理想的な政治を行うための第一段階。以下、致知・誠意・正心・修身・斉家・治国・平天下に至る。
かくぶつ‐ちち【格物致知】
物の道理を窮め、知的判断力を高める意で、理想的な政治を行うための基本的条件、モットー。 [補説]「礼記」大学の「致知在格物」の意味を、朱子は「知を致すは物に格(至)るに在り」と事物の理に至ること...
おうせい【王政】
[共通する意味] ★王や天皇が自ら行う政治。[英] Royal Government[使い方]〔王政〕▽王政復古〔帝政〕▽帝政ロシア▽帝政時代〔親政〕▽天皇親政[使い分け] 「帝政」は、帝王・皇...
せいびょう【聖廟】
[共通する意味] ★人の霊をまつってある建物。[英] a shrine[使い分け]【1】「霊廟」は、先祖の霊をまつってある所。【2】「霊屋」は、「れいおく」とも読み、死者の霊をまつってある所だが...
あっせい【圧政】
[共通する意味] ★人民を苦しめる政治。[英] misgovernment; tyranny[使い方]〔悪政〕▽悪政をしいたことで有名な皇帝〔虐政〕▽領主の虐政にあえぐ〔苛政〕▽苛政は虎(とら)...
せいふ【政府】
[共通する意味] ★国の政治を行うこと。また、それをする機関。[英] the government[使い方]〔政府〕▽政府は国会の解散を決めた▽日本の政府▽臨時政府〔内閣〕▽外相として内閣に入る...
かせい【苛政】
[共通する意味] ★人民を苦しめる政治。[英] misgovernment; tyranny[使い方]〔悪政〕▽悪政をしいたことで有名な皇帝〔虐政〕▽領主の虐政にあえぐ〔苛政〕▽苛政は虎(とら)...
いぼくのしん【移木之信】
政治を行うものは、人民から信頼されるにたる人物であることを明らかにすべきであるということ。転じて、約束を実行することのたとえ。
おうどうらくど【王道楽土】
公平で思いやりのある政治が行われている平和で楽しいところ。▽「王道」は帝王として踏み行うべき道で、徳をもって、公明正大で公平な政治を行うこと。また、武力や威力によらず、仁徳のある帝王が、道徳によって天下を治めること。「楽土」は安楽な土地・安楽な国のこと。
たくとくりょうりき【度徳量力】
自分の徳を量り、信望や力量を確かめ、事に当たること。身のほどを知ること。為政者が人々に信頼される人格と、政治を行う能力をもっているかどうか推し量ること。▽「度」「量」はともにはかる意。「力」は「りょく」とも読む。「徳とくを度はかり、力ちからを量はかる」と訓読する。