あ【亜】
日本の詩雑誌。大正13年(1924)11月、安西冬衛、北川冬彦、滝口武士らが中心となり中国の大連で創刊。短詩、新散文詩の試みなど、昭和初期の日本のモダニズム詩の発展につながる実験的作品の発表の場...
あいとぐうぜんとのたわむれ【愛と偶然との戯れ】
《原題、(フランス)Le Jeu de l'amour et du hasard》マリボーの喜劇。1730年発表。3幕散文。親が決めた婚約者の人柄を見極めようと、互いに召使と役割を取り替えて出会...
アメリカのますつり【アメリカの鱒釣り】
《Trout Fishing in America》米国の詩人・小説家、リチャード=ブローティガンの小説。1967年に出版。短い物語や詩的な散文が、はっきりとした章立てなしに散りばめられた独特の...
アルカディア【The Arcadia】
シドニーの散文小説。5巻。1580年までに完成したが出版には至らなかった。1584年頃から改訂に着手するも途絶、初版は著者没後の1590年に刊行された。改訂前の作品を「古アルカディア(Old A...
アーサーおう‐でんせつ【アーサー王伝説】
《Arthurian Legend》英国の先住民族ケルト族の古伝説。ウェールズの武将、のちにブリトン人の王となったアーサーに関する伝説で、5〜6世紀のサクソン侵入のころ形成され、アーサーの武勇と...
韻文
1〔散文に対して〕verse韻文にするversify韻文で書くwrite in verse2〔詩〕a poem;〔総称〕poetry韻文劇a verse drama
散文
prose散文的 〔平凡・退屈な〕prosaic [prouzéiik]散文で書くwrite in prose散文的な人a prosaic [matter-of-fact/dull] perso...
さんぶんてき【散文的】
〔平凡・退屈な〕prosaic [prouzéiik]散文で書くwrite in prose散文的な人a prosaic [matter-of-fact/dull] person散文的な言い回...
詩趣
詩趣に富んでいるbe very poetic/be full of poetry彼の話は詩趣に乏しかったHis speech had little [no] poetry in it./〔散文的...
部類
〔種族〕a class;〔範疇〕a categoryこれは散文詩の部類に入れるべきだThis should be 「classed under [put in the category of] ...
さんぶん【散文】
[意味] 定型にはまらず、韻をふまない文章。小説、随筆、論文、手紙などに用いられる。[英] prose⇔韻文[使い方]〔散文〕▽散文詩
しょうせつ【小説】
[意味] 作家の構想力で人間や社会のありさまなどを、登場人物の心理、性格、筋の発展などを通して描いた散文体の文学作品。[英] a novel[使い方]〔小説〕▽事実は小説よりも奇なり▽小説を書く...
いんぶん【韻文】
[意味] 詩、和歌、俳句など、韻をふんだ文、また、韻律をもった文。[英] verse⇔散文[使い方]〔韻文〕▽韻文を作る
しぶん【詩文】
[共通する意味] ★詩と散文。[英] prose and poetry[使い方]〔詩文〕▽詩文に親しむ〔詞藻〕▽詞藻に長ずる[使い分け]【1】「詩文」は、文学作品全体をいうこともある。元来は漢詩...
しそう【詞藻】
[共通する意味] ★詩と散文。[英] prose and poetry[使い方]〔詩文〕▽詩文に親しむ〔詞藻〕▽詞藻に長ずる[使い分け]【1】「詩文」は、文学作品全体をいうこともある。元来は漢詩...
あんざい‐ふゆえ【安西冬衛】
[1898〜1965]詩人。奈良の生まれ。本名、勝。「詩と詩論」の同人。初期の短詩・新散文詩は、現代詩の展開に新風を吹き込んだ。詩集「軍艦茉莉」など。
イソクラテス【Isokratēs】
[前436〜前338]古代ギリシャ、アテネの弁論家・修辞家。ゴルギアスに修辞学を学び、多くの子弟を教育。ペルシア征討を主張した「パネギュリコス(オリンピア大祭演説)」などで、散文の完成者とされる。
イワーノフ【Vsevolod Vyacheslavovich Ivanov】
[1895〜1963]ソ連の小説家。ソビエト散文の先駆者。ロシア革命前後の事件を鮮やかに描いた。「パルチザン」「装甲列車14-69号」など。イワノフ。
き‐ゆうこう【帰有光】
[1506〜1571]中国、明の文人。崑山(江蘇省)の人。字(あざな)は熙甫(きほ)、号は震川。身辺の雑事を繊細かつ叙情的に描いた散文は高く評価され、王世貞と並んで明代散文作家の代表者とされる。
シクロフスキー【Viktor Borisovich Shklovskiy】
[1893〜1984]ソ連・ロシアの批評家・小説家。ロシアフォルマリズムの代表的指導者の一人。「異化」の理論を提唱し、のちの構造主義や記号論に大きな影響を与えた。著「手法としての芸術」「散文の理...