あいたい‐じに【相対死に】
男女二人が申し合わせて自殺すること。江戸幕府の法制上の用語。情死。心中。
あいとしとのたわむれ【愛と死との戯れ】
《原題、(フランス)Le Jeu de l'amour et de la mort》ロランによる戯曲。1925年発表。フランス革命を主題とする連作劇の一つ。
あいとしのもり【愛と死の森】
斯波四郎の小説。昭和35年(1960)刊。
あいのし【愛の死】
《原題、(ドイツ)Liebestod》ワグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」の第3幕終結部の管弦楽曲。独立して演奏されることも多い。
朝(あした)に道(みち)を聞(き)かば夕(ゆう)べに死(し)すとも可(か)なり
《「論語」里仁(りじん)から》朝に人としての大切な道を聞いて悟ることができれば、その晩に死んでも心残りはないという意。
きゅうし【九死】
[共通する意味] ★ぎりぎりまで追いつめられた最大の危機。[英] to the last extremity[使い方]〔絶体絶命〕▽絶体絶命の窮地に陥る〔剣が峰〕▽剣が峰に立たされる〔九死〕▽九...
しびょう【死病】
[共通する意味] ★治りにくい病気。[英] an incurable disease[使い方]〔難病〕▽難病を克服する▽難病が治癒した〔業病〕▽業病にとりつかれる〔死病〕▽かつて死病といわれた病...
しりょう【死霊】
[共通する意味] ★人にたたりをする霊。[英] an evil spirit[使い方]〔悪霊〕▽悪霊のたたり〔怨霊〕▽落ち武者の怨霊〔物の怪〕▽物の怪にとりつかれる〔死霊〕▽死霊にとり殺される〔...
そんげんし【尊厳死】
[共通する意味] ★助かる見込みのない病人やけが人を、余計な苦しみから解放するために安らかに死なせること。[英] euthanasia; mercy killing[使い方]〔安楽死〕スル[使い...
いぬじに【犬死に】
[共通する意味] ★なんの役にも立たず無駄に命を落とすこと。[英] to die in vain[使い方]〔犬死に〕スル▽失敗すれば彼の死は犬死にも同然だ▽無益な戦争で犬死にする〔無駄死に〕スル...
いっしほうこく【一死報国】
命をかけて、国恩に報いること。死を覚悟して、国家のために尽くすこと。
だいしいちばん【大死一番】
一度死んだつもりになって奮起すること。死ぬ覚悟で何かをしてみること。▽「おのれを捨て、欲を去り、迷いを断って、仏の道に精進する」という仏教語から。「大」は「たい」とも読む。
ちょうせいぼし【朝生暮死】
生命のきわめて短いこと。人生のはかないことのたとえ。▽かげろうの類などが朝に生まれて夕べには死ぬことから。「朝あしたに生うまれて暮くれに死しす」と訓読する。
ばんしいっせい【万死一生】
必死の覚悟を決めること。また、ほとんど死を避けがたい危険な瀬戸際で、かろうじて助かること。▽「万死」はほとんど助かる見込みのないこと。「生」は「しょう」とも読む。前者は「万死に一生を顧かえりみず」、後者は「万死を出いでて一生に遇あう」「万死に一生を得う」の略。
ふろうふし【不老不死】
いつまでも年をとらず、死なないこと。いつまでも老いることなく生きること。