あおり【障泥/泥障】
馬具の付属具。鞍橋(くらぼね)の四緒手(しおで)に結び垂らして、馬の汗や蹴(け)上げる泥を防ぐ。下鞍(したぐら)の小さい大和鞍や水干鞍に用い、毛皮や皺革(しぼかわ)で円形に作るのを例とするが、武...
あさづま‐ぶね【朝妻船】
1 朝妻と大津を往来した渡し船。古代から江戸初めまで、東国からの旅客が利用した。遊女が乗って旅人を慰めることもあった。 2 英一蝶(はなぶさいっちょう)の描いた、遊女が烏帽子(えぼし)・水干(す...
おとこ‐まい【男舞】
1 中世、白拍子(しらびょうし)が、白い水干(すいかん)に立烏帽子(たてえぼし)、白鞘巻(しろさやまき)の太刀という男装で舞ったという舞。 2 能で、直面(ひためん)の男が舞う勇壮な舞。また、そ...
かみ‐しも【上下】
1 かみと、しも。うえの部分と、したの部分。身分の上位と下位、川上と川下、上半身と下半身、舞台の上手と下手、上の句と下の句など。「大井川かはのしがらみ—に千鳥しば鳴く夜ぞふけにける」〈夫木・一七...
かり‐しょうぞく【狩装束】
1 公家(くげ)が狩りに出るときの装束。普通は狩衣(かりぎぬ)に狩袴(かりばかま)を着た。 2 平安末期から、武士が狩りをするときの装束。水干または直垂(ひたたれ)をつけ、行縢(むかばき)をはき...