あま‐な・う【和ふ/甘なふ】
[動ハ四] 1 同意する。承知する。「しかれども、玖賀媛(くがひめ)—・はず」〈仁徳紀〉 2 甘んじて受け入れる。与えられたものに満足する。「清貧を—・ひて」〈読・雨月・菊花の約〉 3 人の心に...
あまん・ずる【甘んずる】
[動サ変][文]あまん・ず[サ変]《「あまみす」の音変化》 1 与えられたものをそのまま受け入れる。しかたがないと思ってがまんする。「清貧に—・ずる」「—・じて罰を受け入れる」 2 満足する。た...
イエズス‐かい【イエズス会】
《Society of Jesus》1534年、スペインのイグナティウス=デ=ロヨラが6名の同志と結成し、1540年、教皇認可を受けたカトリック男子修道会。清貧・貞潔・同志的結合を重んじ、布教・...
一箪(いったん)の食(し)一瓢(いっぴょう)の飲(いん)
《「論語」雍也(ようや)から》わずかばかりの飲食物。清貧に甘んじる生活のたとえ。
賢者(けんじゃ)饑(ひだる)し伊達(だて)寒(さむ)し
《賢者は清貧のために食べ物にも事欠き、伊達者は見えを張って薄着をするので寒い思いをするという意から》世間並みでない行いをする人はつらい目にあうの意。
清貧
honest poverty清貧に甘んじるbe content(ed) to live in honest poverty
徹する
1〔しみ通る〕寒さが骨身に徹したI was chilled to the bone.父親の教訓が骨身に徹したHis father's teachings sank deep into his m...
貴ぶ
value; make much of私は金より清貧を貴ぶI value honest poverty above money.若者は親の貴ぶ価値を顧みない傾向があるYoung people t...
a vow of poverty
清貧の誓い
vow
[名]C(…という/…する)誓い,誓約≪of/to do≫;(神に対してたてた)誓い,願がんmatrimonial [marriage] vows結婚の誓約a vow of poverty清貧の...
まずしい【貧しい】
[共通する意味] ★生活に必要な収入や物資が少なくて経済的に苦しいさま。[英] poor; needy[使い方]〔貧しい〕(形)▽家が貧しく学校へ行けない▽貧しい暮らし〔貧乏〕(名・形動)スル▽...
とぼしい【乏しい】
[共通する意味] ★生活に必要な収入や物資が少なくて経済的に苦しいさま。[英] poor; needy[使い方]〔貧しい〕(形)▽家が貧しく学校へ行けない▽貧しい暮らし〔貧乏〕(名・形動)スル▽...
びんぼう【貧乏】
[共通する意味] ★生活に必要な収入や物資が少なくて経済的に苦しいさま。[英] poor; needy[使い方]〔貧しい〕(形)▽家が貧しく学校へ行けない▽貧しい暮らし〔貧乏〕(名・形動)スル▽...
イグナティウス‐デ‐ロヨラ【Ignatius de Loyola】
[1491?〜1556]スペインの宗教家。スペイン北部バスク州のロヨラ城主の子。清貧・貞潔を掲げてイエズス会を創立。プロテスタントの宗教改革に対抗し、カトリックの失地回復と異邦人への伝道に尽力。
クララ【Clara】
[1194〜1253]イタリアの聖女。イタリア名、キアラ。クララ女子修道会の創立者。アッシジのフランチェスコの説教に感銘して、最初の女弟子となる。清貧と苦行の生涯を送り、死後聖人に列せられた。ア...
げん‐けん【原憲】
中国、春秋時代の魯の人。孔子の門人。字(あざな)は子思。清貧に甘んじ、同門の子貢がぜいたくな身なりで訪れてきたとき、それをたしなめたという故事が「荘子」譲王などにみえる。
なかの‐こうじ【中野孝次】
[1925〜2004]独文学者・小説家・評論家。千葉の生まれ。「ブリューゲルへの旅」で日本エッセイストクラブ賞、「麦熟るる日に」で平林たい子文学賞、「ハラスのいた日々」で新田次郎文学賞、「暗殺者...
はやし‐ふみこ【林芙美子】
[1903〜1951]小説家。山口の生まれ。多くの職を転々としながら、自伝的小説「放浪記」で文壇に出た。一貫して庶民の生活を共感をこめて描いた。他に小説「清貧の書」「晩菊」「浮雲」「めし」、詩集...