いや‐けい【祖谷渓】
《「いやだに」とも》徳島県西部、三好(みよし)市にある渓谷。吉野川支流の祖谷川に約10キロメートルにわたり深いV字谷を刻む景勝地。一帯は平家落人(おちうど)の隠れ里(隠田(おんでん)集落)があっ...
おもご‐けい【面河渓】
愛媛県、石鎚山を源とし南流する面河川の渓谷。断崖や甌穴(おうけつ)が多く、景勝地。
かおち‐だに【香落渓】
《「こおちだに」とも》三重県中西部、名張市にある渓谷。名張川支流の青蓮寺(しょうれんじ)川上流の両岸約8キロメートルにわたって安山岩の柱状節理の断崖・奇岩が続く景勝地。「関西の耶馬渓(やばけい)...
かんか‐けい【寒霞渓】
香川県の小豆(しょうど)島にある、奇岩と紅葉の景勝地。星ヶ城山の西方に位置する。もとは鉤掛(かぎかけ)山・神懸(かんがけ)山とよばれたが、明治初期に詩人の藤沢南岳がこの字を当てた。
けい【渓〔溪〕】
[常用漢字] [音]ケイ(漢) [訓]たに 谷川。たに。「渓谷・渓流/雪渓」 [補説]「谿」は通用字
おおつき‐ばんけい【大槻磐渓】
[1801〜1878]幕末から明治初期の儒学者。江戸の人。玄沢の次男。仙台藩侍講。外国事情と西洋砲術を研究し、開港論を主張。著「孟子約解」「近古史談」など。
しゅう‐れんけい【周濂渓】
⇒周敦頤(しゅうとんい)
はせがわ‐てんけい【長谷川天渓】
[1876〜1940]評論家・英文学者。新潟の生まれ。本名、誠也。雑誌「太陽」の編集に従事。自然主義の論客として脚光を浴びた。評論集「自然主義」など。
まつむら‐げっけい【松村月渓】
[1752〜1811]江戸後期の画家・俳人。京都の人。名は豊昌。のち画姓を呉、画名を春(しゅん)とし、呉春と称した。四条派の祖。与謝蕪村に南画を、円山応挙に写生画を学び、両者を折衷して詩趣に富む...
やの‐りゅうけい【矢野竜渓】
[1851〜1931]政治家・小説家。大分の生まれ。本名、文雄。大隈重信のもとで官吏となり、さらに立憲改進党の結成に参画。また、報知新聞・大阪毎日新聞に参与、政治小説・随筆などで文名を上げた。小...