いちじ‐せんきん【一字千金】
《秦の呂不韋(りょふい)が「呂氏春秋」を著した時、それを咸陽(かんよう)の城門に置き、1字でも添削できた者には千金を与えようと言ったという、「史記」呂不韋伝の故事から》 1 非常にすぐれている文...
いっ‐ぴつ【一筆】
1 1本の筆。 2 墨継ぎをしないで一気に続けて書くこと。ひとふで。 3 簡単な手紙や文章を書くこと。また、その手紙や文章。「—認(したた)める」 4 土地登記簿上の一区画。→合筆(がっぴつ) ...
い‐ほう【遺芳】
《あとまで残る香りの意から》 1 後世に残る名誉・業績。 2 後世に残る筆跡。遺墨。
売(う)り家(いえ)と唐様(からよう)で書(か)く三代目(さんだいめ)
初代が苦心して財産を残しても、3代目にもなると没落してついに家を売りに出すようになるが、その売り家札の筆跡は唐様でしゃれている。遊芸にふけって、商いの道をないがしろにする人を皮肉ったもの。
うん‐えん【雲煙/雲烟】
1 雲と煙。または、煙のように薄くたなびく雲。転じて、雲と霞(かすみ)。 2 《杜甫「飲中八仙歌」から》書画の墨色・筆跡が鮮やかなこと。
女手
1〔女の筆跡〕a woman's hand(writing)差出人は男名前でも,上書きの筆跡は女手だEven though it was sent in a man's name, the ha...
垣間見る
have a glimpse ((of))彼をちらとかいま見ただけだI caught only a glimpse of him.その筆跡から彼の几帳面さがかいま見えたHis handwriti...
確実
1〔確かなこと〕確実な certain; sure ((to do;that)) ⇒たしか(確か)確実な証拠をつかんでいるI have positive [indisputable] proof...
鑑定
〔判定〕(a) judgment;〔評価〕(an) appraisal鑑定する judge; appraiseダイヤ[古いつぼ]の鑑定を頼まれたI was asked to 「give an e...
かんていか【鑑定家[人]】
a judge;〔特に資産などの公の〕an appraiser;〔美術品の〕a connoisseur;〔筆跡の〕a handwriting expert
れいひつ【麗筆】
[共通する意味] ★書かれた文字の様子を表わす語。[英] a holograph[使い方]〔筆跡〕▽筆跡を似せて書く〔水茎〕▽水茎の跡もうるわしい手紙〔麗筆〕▽ほれぼれするような麗筆▽麗筆をふる...
みずぐき【水茎】
[共通する意味] ★書かれた文字の様子を表わす語。[英] a holograph[使い方]〔筆跡〕▽筆跡を似せて書く〔水茎〕▽水茎の跡もうるわしい手紙〔麗筆〕▽ほれぼれするような麗筆▽麗筆をふる...
ひっせき【筆跡】
[共通する意味] ★書かれた文字の様子を表わす語。[英] a holograph[使い方]〔筆跡〕▽筆跡を似せて書く〔水茎〕▽水茎の跡もうるわしい手紙〔麗筆〕▽ほれぼれするような麗筆▽麗筆をふる...
じき【自記】
[共通する意味] ★本人が自分で書くこと。また、その文書や筆跡。[英] one's own handwriting[使い方]〔自筆〕▽夏目漱石(そうせき)自筆の原稿〔直筆〕▽プロ野球選手から直筆...
じしょ【自書】
[共通する意味] ★本人が自分で書くこと。また、その文書や筆跡。[英] one's own handwriting[使い方]〔自筆〕▽夏目漱石(そうせき)自筆の原稿〔直筆〕▽プロ野球選手から直筆...
いちじせんきん【一字千金】
一字が千金もの大きな価値がある、立派な文字や文章。
かけいやぼく【家鶏野鶩】
古いものを嫌い遠ざけて、珍しく新しいものを好むたとえ。また、身近なものや良いものを嫌い、遠くにあるものや悪いものを好むたとえ。また、良い筆跡と悪い筆跡のたとえ。家に飼っているにわとりを嫌って、野生のあひるを好む意。▽「野鶩」は野生のあひる。「家鶏」は身近なもの、良いもの、古いもののたとえ。「野鶩」は遠くのよそにあるもの、悪いもの、新しいもののたとえ。「家鶏を厭いとい(賤いやしみ)、野鶩を愛す」の略。また「野鶩」は「野雉やち」(野生のきじ)ともいう。
しんげんしょはん【身言書判】
人材を登用する際に、人物鑑定の規準とするもの。中国唐代における、官吏登用の人物試験の四つの規準、容姿・言葉遣い・筆跡(文字)・文章をいう。▽「身」は容貌ようぼう、「言」は言辞、「書」は書道、「判」は文章のこと。
おの‐の‐とうふう【小野道風】
[894〜967]平安中期の書家。尾張の人。篁(たかむら)の孫。書道にすぐれ、和様発達の基礎を築いた。三蹟(さんせき)の一人で、その筆跡を野跡という。真跡とされるものに「智証大師諡号勅書」「屏風...
ふじわら‐の‐すけまさ【藤原佐理】
[944〜998]平安中期の公卿・書家。名は「さり」とも。実頼の孫。三蹟の一人で、その筆跡を佐跡という。遺墨「詩懐紙」「恩命帖」「離洛帖」など。
ふじわら‐の‐ゆきなり【藤原行成】
[972〜1028]平安中期の公卿・書家。名は「こうぜい」とも。伊尹(これただ)の孫。三蹟の一人で、その筆跡を歴任した権中納言・権大納言から権跡(ごんせき)という。和様書道の完成者で、世尊寺流の...