い‐だつ【遺脱】
[名](スル)抜けること。漏れ落ちること。遺漏(いろう)。「繁密の世事を叙記して毫も—なからしむる欧米の語文法体」〈竜渓・経国美談〉
いつ‐だつ【逸脱】
[名](スル)本筋や決められた枠から外れること。「任務を—する行為」
えい‐だつ【穎脱】
[名](スル)《「史記」平原君伝から。袋に包んだ錐(きり)の穂先が自然と突き出る意》才能が特にすぐれていること。「春之助の頭脳は、中学校へはいってから再び忽(たちま)ち—して」〈谷崎・神童〉
えんてん‐かつだつ【円転滑脱】
[名・形動] 1 言動が角立たず自由自在なこと。動きが滑らかなこと。また、そのさま。「—な話術」「ろくろ首の踊りはますます—となり」〈谷崎・幇間〉 2 物事にこだわらないこと。また、そのさま。「...
かつ‐だつ【滑脱】
[名・形動]よどみなく自由自在に変化・順応すること。また、そのさま。「円転—」
きょだつ【虚脱】
[共通する意味] ★心の状態にはりつめたものがなく、ぼんやりしていること。[英] absentmindedness[使い方]〔放心〕スル▽放心したように外を見ている▽放心状態〔自失〕スル▽突然の...
しゃだつ【洒脱】
[共通する意味] ★気取りがなく、さっぱりしているさま。[英] plainness[使い方]〔平淡〕(名・形動)▽平淡な文章▽平淡な話しぶり〔洒脱〕(名・形動)▽洒脱な文章▽洒脱な身なり▽軽妙洒...
りだつ【離脱】
[共通する意味] ★関係していた団体から抜け出て、その一員ではなくなること。[英] secession[使い方]〔脱退〕スル▽協会からの脱退を表明する〔離脱〕スル▽政党を離脱する[使い分け]【1...
えんかつしゃだつ【円滑洒脱】
物事の進行をかどだてず、すらすらとそつなくこなしていくさま。
えんてんかつだつ【円転滑脱】
言葉や行動が自在で角立たず、物事をすらすら処理していくさま。物事をそつなくこなすさま。▽「円転」は丸く回る意。角立てずに滞りなく進むこと。「滑脱」はすべりぬける意。転じて、なめらかで自在に変化するさま。
けいみょうしゃだつ【軽妙洒脱】
軽やかでしゃれていること。俗っぽくなく、さわやかで洗練されて巧みなこと。また、そのさま。▽「軽妙」は軽やかでたくみなさま。「洒脱」は俗気がなくさわやかなさま。さっぱりしていてこだわらないさま。
こっけいしゃだつ【滑稽洒脱】
知力に富み、巧みにおもしろく言いこなして、俗気がなく、さっぱりとしているさま。▽「滑稽」は機知に富む言葉が、すらすらと滑らかに出るさま。「洒脱」は俗気がなく、さっぱりしているさま。