がん【岸】
[音]ガン(呉)(漢) [訓]きし [学習漢字]3年 〈ガン〉 1 きし。「岸頭・岸壁/右岸・沿岸・河岸・海岸・護岸・接岸・対岸・彼岸」 2 角立っている。いかめしい。「魁岸(かいがん)・傲岸...
がん‐とう【岸頭】
岸のほとり。岸の上。
がん‐ぺき【岸壁】
1 船舶を横づけするために、港や運河の岸に沿い、垂直に築いた擁壁。 2 壁のように険しく切り立った岸。
きし【岸】
1 陸地の、海・川・湖などの水に接している所。みずぎわ。「—に打ち寄せる波」 2 土地の切り立った所。がけ。「あしひきの山かも高き巻向(まきむく)の—の小松にみ雪降り来る」〈万・二三一三〉
きし【岸】
姓氏の一。 [補説]「岸」姓の人物岸清一(きしせいいち)岸信介(きしのぶすけ)
がんとう【岸頭】
1〔岸辺〕岸頭に立つstand on the shore2〔港の岸壁〕the wharf
がんぺき【岸壁】
a quay [kíː]; a wharf岸壁使用料wharfage
きし【岸】
〔川の〕a riverbank;〔海・湖の〕a shore;〔沿岸〕the coast川の向こう岸にon the other bank [side] of the river船が漂って岸に近づい...
きしべ【岸辺】
〔海・湖の〕a shore;〔川岸・水路などの〕a bank湖[川]の岸辺を散歩するtake a walk 「beside the lake [on the riverbank]
がんぺきしようりょう【岸壁使用料】
wharfage
きしだ‐ぎんこう【岸田吟香】
[1833〜1905]新聞記者。岡山の生まれ。名は銀次。ヘボンの「和英語林集成」の編集に協力。のち、東京日日新聞の記者。東亜同文会などを創設し、日中文化交流に尽力した。
きしだ‐としこ【岸田俊子】
[1864〜1901]婦人運動家。京都の生まれ。号は湘烟(しょうえん)。明治初期、自由民権・男女同権を説いた。自由党副総理(副党首)中島信行と結婚し、外交界にも活躍。著「善悪の岐(ちまた)」など。
きしだ‐りゅうせい【岸田劉生】
[1891〜1929]洋画家。東京の生まれ。吟香の子。白馬会洋画研究所で学び、のちフュウザン会を結成。北方ルネサンス特にデューラーの影響を受けて細密な写実描写に転じ、草土社を創立。晩年は宋元画・...
きし‐のぶすけ【岸信介】
[1896〜1987]政治家。山口の生まれ。佐藤栄作の実兄。東条内閣の商工相。第二次大戦後、A級戦犯容疑者となるが不起訴。昭和32年(1957)首相となり、日米安保条約改定を強行し、辞職。→池田勇人
きしもと‐ゆずる【岸本由豆流】
[1788〜1846]江戸後期の国学者。江戸の人。通称、大隅。号は𣑊園(やまぶきその)。村田春海の門人で、古典の考証・注釈に努めた。著「土佐日記考証」「万葉集攷証」など。