かざ【風】
[語素]《「かぜ(風)」の、複合語を作るときの形》他の語の上に付いて、「かぜ」の意味を表す。「—車(かざぐるま)」「—上(かざかみ)」「—穴(かざあな)」
かざ‐あし【風脚/風足】
風の吹く速さ。風速。
かざ‐あな【風穴】
1 風が吹き通る穴やすきま。障子の破れ穴など。 2 通風・換気のために壁や窓にあけた穴。かざぬき。 3 山腹などにある大きな奥深い穴。夏、冷風が吹き出る。ふうけつ。
風穴(かざあな)を開(あ)・ける
1 槍・鉄砲の弾丸などで、胴体を貫く。「どてっぱらに—・けてやるぞ」 2 転じて、閉塞感のある組織や事態などに新風を吹き込む。「寡占市場に—・ける」
かざ‐いき【風息】
風向きや風速が短時間に乱れる現象。
かざあし【風足】
〔風の速さ〕wind velocity風足が速く雲が切れてきたThe high winds caused 「the clouds to break [a rift in the clouds].
かざあな【風穴】
a wind-vent; an air hole; a ventilation hole人の胴っ腹に風穴をあける〔殺す〕run a person through ((with a sword))...
かざいれ【風入れ】
衣服の風入れをするair clothes倉庫に風入れをする必要があるThe storehouse needs to be aired.
かざおれ【風折れ】
柳に風折れなし((諺)) Oaks may break when reeds stand the storm./((諺)) Better bend than break.
かざかげ【風陰】
風陰に避難したWe took shelter from the wind.
かざあし【風脚】
[共通する意味] ★風の吹く速さ。[英] the velocity of the wind[使い方]〔風力〕▽風力が強い▽風力が増してくる〔風速〕▽風速が弱まった▽風速三〇メートル〔風脚〕▽風脚...
かざかみ【風上】
[共通する意味] ★風の吹く方向。[英] the direction of a wind[使い方]〔風上〕▽風上から物が飛んでくる〔風下〕▽風下へ飛ばされてしまった▽風下の方角〔風向〕▽風向を調...
かざしも【風下】
[共通する意味] ★風の吹く方向。[英] the direction of a wind[使い方]〔風上〕▽風上から物が飛んでくる〔風下〕▽風下へ飛ばされてしまった▽風下の方角〔風向〕▽風向を調...
かざむき【風向き】
[共通する意味] ★物事の成り行き、趨勢(すうせい)。[英] the situation[使い方]〔風向き〕▽彼は風向きが悪くなるとすぐ逃げ出す▽当選するもしないも風向き次第だ〔雲行き〕▽両国間...
かざむき【風向き】
[共通する意味] ★風の吹く方向。[英] the direction of a wind[使い方]〔風上〕▽風上から物が飛んでくる〔風下〕▽風下へ飛ばされてしまった▽風下の方角〔風向〕▽風向を調...
ふううんげつろ【風雲月露】
詩興を催す自然の風物のこと。また、実際の生活には役に立たない自然の風物を詠んだだけの詩文のこと。詩文が花鳥風月を詠んで技巧にのみ流れ、社会や人心に何の益もないのをそしった語。▽「風」「雲」「月」「露」は詩歌の題材で、自然の風物。
ふううんのこころざし【風雲之志】
時流が大きく傾いて、世が急変しようとする気運に乗じ、功名を得んとする大望。
ふうきびんらん【風紀紊乱】
社会道徳、風俗・規律、特に男女間の交遊などが乱れること。
ふうこうめいび【風光明媚】
自然の眺めが清らかで美しいこと。また、そのさま。▽「風光」は自然の眺め・景色。「明媚」は清らかで美しいさま。
ふうさんろしゅく【風餐露宿】
風にさらされて食事をし、露に濡ぬれて野宿すること。転じて、旅の苦労、野宿の苦しみのたとえ。▽「餐」は飲食することで、「風餐」は風に吹きさらされて食事をすること。「露宿」は露に濡れながら寝ること。野外の仕事の苦しみのたとえとしても用いる。