い・い【好い/善い/良い】
[形](「よい」のくだけた言い方。ふつうは終止形・連体形だけが用いられる) 1 「よい」に同じ。「器量が—・い」「—・いようにしてくれ」「もっと勉強すれば—・いのに」「もう—・いかい、もう—・い...
うとう【善知鳥】
1 ウミスズメ科の海鳥。全長38センチくらい。背面とのど、胸は黒、腹は白。くちばしは橙(だいだい)色で、繁殖期には上部に突起が生じる。小魚を捕食。北太平洋に分布し北日本の沿岸でも繁殖。 2 「善...
うとう【善知鳥】
謡曲。四番目物。喜多流では「烏頭」。善知鳥を殺した猟師の亡霊が旅僧の前に現れ、地獄で犬や鷹(たか)に責められる苦しみを訴える。
ぜんち‐ちょう【善知鳥】
⇒うとう
うとう‐やすかた【善知鳥安方】
奥州外ヶ浜にいたという海鳥。鴨ほどの大きさで、親鳥が「うとう」と鳴くと子の鳥は「やすかた」と答えたという。「そもそも—の、とりどりに品変はりたる殺生の中に」〈謡・善知鳥〉
いい【善い】
⇒よい(善い)
うとう【▲善▲知▲鳥】
a rhinoceros auklet
ぜん【善】
goodness善と悪をはっきり区別するmake a clear distinction between 「right and wrong [good and evil]善は急げNever he...
ぜんあく【善悪】
right and wrong; good and evil [bad]その年になったら善悪をわきまえるべきだAt your age, you ought to be able to tell ...
ぜんい【善意】
goodwill; good intentionsそれは彼女が全く善意でしたことですShe did it out of simple goodwill.善意でやったが失敗したI did it i...
ぜん【善】
[意味] 道徳や倫理にかなった、正しいこと。よいことや好ましいこと。また、そのような行い。[英] virtue⇔悪(あく)[使い方]〔善〕▽善と悪の区別もつかない▽善は急げ(=よいことは急いで実...
ぜんあく【善悪】
[共通する意味] ★適正であるか、適正でないか。[英] right or wrong[使い方]〔良否〕▽品質の良否を見分ける▽性能の良否を問う〔優劣〕▽成績の優劣をつける▽技術の優劣を競う〔是非...
ぜんい【善意】
[共通する意味] ★他人のためを思う親切な心。[英] goodwill[使い方]〔好意〕▽友の好意を受ける▽好意があだとなった▽好意を無にする〔善意〕▽皆さんの善意で建った施設です▽善意にすがる...
ぜんこう【善行】
[共通する意味] ★よい行い。[英] good conduct[使い分け]【1】五語とも、主として文章の中で使われるが、「善行」は話し言葉でも使われる。【2】「善行」は、道徳にかなった行い。【3...
ぜんこん【善根】
[共通する意味] ★よい行い。[英] good conduct[使い分け]【1】五語とも、主として文章の中で使われるが、「善行」は話し言葉でも使われる。【2】「善行」は、道徳にかなった行い。【3...
ぜんいんぜんか【善因善果】
よい行いをしていれば、いずれよい結果に報いられるということ。▽「善因」は仏教語で、よい結果を生むもととなる原因の行い。
ぜんごしょち【善後処置】
残った問題を処理すること。事件などの後始末。善後策。
ぜんなんぜんにょ【善男善女】
仏道の教えに帰依した人々。後に広く仏教を信仰する人々のことを指す。また、寺院に参詣したり霊場を巡礼したりする人を指す語。▽仏教語。良家の男子・女子という意味の梵語ぼんごの意訳。彼らは前世あるいは今世に善行を積んだので、在家の身で仏法を聞くことができたとされる。
ぜんりんがいこう【善隣外交】
隣国と平和で協調性をもった付き合いをしていくことを目指した外交。敵対せず仲良くやっていくこと。友好関係。
ぜんりんゆうこう【善隣友好】
隣国と友好関係を結ぶこと。▽「善隣」は隣の家や国とよしみを結ぶこと。
ぜんしん‐に【善信尼】
日本最初の尼僧。司馬達等(しばたつと)の娘。俗名、嶋(しま)。敏達天皇13年(584)恵便(えびん)のもとで出家、のち百済に渡って具足戒を受け、帰国後は大和の桜井寺に住して尼や僧に戒を授けた。生...
ぜんせ‐たいし【善施太子】
釈迦(しゃか)が前世に葉波国の太子であったときの名。よく施しを行い、どのような場合でも布施を拒まなかったところからの名。
ぜんちく‐やごろう【善竹弥五郎】
[1883〜1965]狂言師。大蔵流。京都の生まれ。本名、茂山久治。前名、茂山弥五郎。昭和38年(1963)シテ方金春流(こんぱるりゅう)家元から善竹の姓を贈られて改姓。人間味のあふれた世話物風...
ぜんどう【善導】
[613〜681]中国、唐代の僧。臨淄(りんし)(山東省)の人という。中国浄土教を大成し、称名念仏三昧を唱導した。主著「観無量寿経疏」。
ぜんむい【善無畏】
《(梵)Subhakara-simha》[637〜735]密教列祖の一。インドのマガダ国の王子。中央アジアを経て長安に入り、玄宗の勅命により「大日経」などを漢訳、中国密教の基礎をつくった。