アイデンティティー【identity】
1 自己が環境や時間の変化にかかわらず、連続する同一のものであること。主体性。自己同一性。「—の喪失」 2 本人にまちがいないこと。また、身分証明。
アイデンティティー‐クライシス【identity crisis】
自己喪失。若者に多くみられる自己同一性の喪失。「自分は何なのか」「自分にはこの社会で生きていく能力があるのか」という疑問にぶつかり、心理的な危機状況に陥ること。
あい‐び【合(い)火】
喪など忌み事のある家の火を用いること。一般には「合い火を食う」といってきらった。→別火(べっか)
あお‐にび【青鈍】
染め色の名。青みがかった薄墨色。仏事や喪中のときに用いた。
あ・く【明く/開く/空く】
[動カ五(四)] 1 (開く) ㋐隔て・仕切り・覆いなどが、動かされて除かれる。閉じていたものがひらく。「窓が—・く」「鍵(かぎ)が—・かない」⇔閉まる。 ㋑営業が始まる。営業が行われる。「店...
挙げて
国を挙げて喪に服したThe whole nation went into mourning.全力を挙げて戦ったThey fought with all their might.
意気
1〔気立て〕disposition;〔個性〕personality平井君と意気投合したI found a kindred [《文》 congenial] spirit in Hirai./Hir...
息切れ
pant(ing)《あえぎ》;loss of momentum《勢いの》;loss of steam《精力の喪失》;wane《衰え》[参考]「(やり過ぎで)疲れてくる」意の動詞でbe worn out, run out of steamなどがよく使われる。
いきそそう【意気阻喪】
⇒そそう(阻喪)意気阻喪しているbe dispirited [despondent] ((about))
萎縮
atrophy《医学で》;flinch《しりごみ》;demoralization《士気喪失》[説明]「士気をくじく」の意味でdemoralize、「水をさす」の意味でdiscourage、「妨げる」の意味でcrimp, hamper、「おじけづかせる」の意味でintimidate、「制約する」の意味でrestrainなどが動詞として用いられることが多い。
そうしつ【喪失】
[共通する意味] ★それまで持っていたものをどこかにやってしまう。[英] to lose[使い方]〔無くす〕(サ五)▽無くしたと思った時計が出てきた▽大事な書類を無くす▽差別を無くす〔失う〕(ワ...
うしなう【失う】
[共通する意味] ★それまで持っていたものをどこかにやってしまう。[英] to lose[使い方]〔無くす〕(サ五)▽無くしたと思った時計が出てきた▽大事な書類を無くす▽差別を無くす〔失う〕(ワ...
おとす【落とす】
[共通する意味] ★それまで持っていたものをどこかにやってしまう。[英] to lose[使い方]〔無くす〕(サ五)▽無くしたと思った時計が出てきた▽大事な書類を無くす▽差別を無くす〔失う〕(ワ...
なくす【無くす】
[共通する意味] ★それまで持っていたものをどこかにやってしまう。[英] to lose[使い方]〔無くす〕(サ五)▽無くしたと思った時計が出てきた▽大事な書類を無くす▽差別を無くす〔失う〕(ワ...
もちゅう【喪中】
[共通する意味] ★死者の出た家族が、家にこもったり祝い事を避けたりする期間。[英] the period of mourning[使い分け]【1】「忌中」は、特に、死者が宙をさまよっているとさ...
かふくとくそう【禍福得喪】
災い、幸い、成功、失敗。災いに遭ったり、幸いに出会ったり、成功し出世して地位を得たり、地位を失ったりすること。▽「得喪」は成功と失敗。また、出世して高い地位を得ることと地位を失うこと。
かんこんそうさい【冠婚葬祭】
慣習的に定まった慶弔の儀式の総称。▽「冠」は元服・成人式、「婚」は婚礼、「葬」は葬儀、「祭」は祖先の祭礼。「婚」は「昏」、「葬」は「喪」とも書く。
がんぶつそうし【玩物喪志】
無用なものを過度に愛玩して、本来の志を見失ってしまう意で、枝葉末節なことにこだわり、真に学ぶべきことや学問の本質を見失うこと。また、自分の好みで、珍しいものなどを過度に愛好して正しい心を失うこと。▽「玩」はもてあそぶ、むさぼる意。「喪」は失う意。「物ものを玩もてあそべば志こころざしを喪うしなう」と訓読する。
しんしんこうじゃく【心神耗弱】
精神が衰弱して、識別力が乏しくなり、自分の行為の結果についての判断能力が劣っていること。▽「心神」は心・精神。「耗弱」はすり減って弱くなること。心神喪失よりは軽い状態。
そうかのいぬ【喪家之狗】
やつれてしまって元気のない人、落胆して志を得ない人のたとえ。また、身を落ち着かせるところがなく放浪している者のたとえ。▽「喪家」は葬式を出して喪に服している家のこと。「狗」は犬。喪中の家では悲しみのあまり犬に餌えさをやることも忘れてしまい、犬がやせ衰えてしまうという意。また、「喪」を失うという意味にとって、宿なしの犬と解釈する説もある。「狗」は「く」とも読み、また、「犬」とも書く。
きたがわ‐ふゆひこ【北川冬彦】
[1900〜1990]詩人・映画評論家。滋賀の生まれ。本名、田畔(たぐろ)忠彦。映画評論で生計を立てるかたわら、雑誌「詩と詩論」の創刊に参加。詩集に「戦争」「三半規管喪失」など。
ごみ‐やすすけ【五味康祐】
[1921〜1980]小説家。大阪の生まれ。「喪神(そうしん)」で芥川賞受賞。「柳生武芸帳」などで剣豪小説ブームを起こした。他に「二人の武蔵」「一刀斎は背番号6」など。
しょうじ‐かおる【庄司薫】
[1937〜 ]小説家。東京の生まれ。本名、福田章二。主人公の告白文体で綴られた自分探しの物語「赤頭巾ちゃん気をつけて」で芥川賞受賞。他に「喪失」「さよなら快傑黒頭巾」「白鳥の歌なんか聞えない」など。
やまもと‐みちこ【山本道子】
[1936〜 ]小説家。東京の生まれ。本姓、古屋。結婚後、夫の任地オーストラリアに3年間居住。帰国後、海外駐在員の妻を描いた「ベティさんの庭」で芥川賞受賞。他に「ひとの樹」「喪服の子」など。