あさ‐かげ【朝影】
1 朝日の光。「—にはるかに見れば山のはに残れる月もうれしかりけり」〈宇津保・春日詣〉 2 朝、水や鏡などに映った姿。「—見つつをとめらが手に取り持てるまそ鏡」〈万・四一九二〉 3 《朝日が人影...
あさひ‐かげ【朝日影】
朝日の光。「—にほへる山に照る月の」〈万・四九五〉
あして‐かげ【足手影】
1 人の姿。面影。「都の人の—もなつかしう候へば」〈謡・隅田川〉 2 人の往来が盛んな所。「諸国の城下、または入り舟の湊(みなと)などは、人の—にて」〈浮・織留・三〉
あん‐えい【暗影/暗翳】
1 暗いかげ。「—と光と熱とを帯びた雲の群」〈藤村・破戒〉 2 将来に不安をいだかせるようなきざし。「前途に—を投ずる」
あんこうそえい【暗香疎影】
塩井雨江による美文韻文集。明治34年(1901)刊。
あんえい【暗影】
I〔暗い影〕a dark shadowII〔不安〕gloom一家は暗影に包まれているThe whole house is wrapped in gloom./A dark shadow is h...
いえい【遺影】
a photograph [portrait] of a deceased person
いえい【遺影】
portrait [photo(graph), picture] of a deceased person [the deceased]
いどうさつえい【移動撮影(場面)】
a moving shot
いほうなさつえい【違法な撮影】
illegal filming
うしろかげ【後ろ影】
[共通する意味] ★後ろから見た人の様子。[英] the sight of one's back[使い方]〔後ろ姿〕▽後ろ姿にその人の苦労がにじみ出るという〔後ろ影〕▽去りゆく人の後ろ影をいつま...
かげ【影】
[共通する意味] ★物体が光を遮った結果、光と反対側にできる暗い部分。[英] a silhouette[使い方]〔影〕▽障子に人の影がうつる▽舗道に長くのびた影〔シルエット〕▽背後から照明を浴び...
きんえい【近影】
[共通する意味] ★写真に撮ったもの。[英] a snap[使い方]〔近影〕▽著者近影〔スナップ〕▽スナップを撮る▽旅行のスナップ[使い分け]【1】「近影」は、最近写した写真のことで、主に人物の...
げんえい【幻影】
[共通する意味] ★実際には存在しないのに存在するかのように見えるもの。[英] a phantom[使い方]〔幻影〕▽幻影におびえる▽幻影をしばしば見る〔幻視〕▽幻視幻聴を起こす〔幻〕▽幻のごと...
さつえい【撮影】
[共通する意味] ★フィルム、磁気テープなどの媒体に記録する。[英] to photograph[使い方]〔撮影〕スル▽映画の撮影▽沈む夕日を撮影する〔撮る〕(ラ五)▽写真を撮ってもらう▽オリン...
あんこうそえい【暗香疎影】
どこからともなく漂いくる花の香りと、月光などに照らされて、まばらに映る木々などの影の意。多く梅の花や梅の木についていう。▽「暗香」はどこからともなく漂うよい香り。また、暗闇くらやみの中に漂うよい香り。花の香り、特に梅花の香りをいうことが多い。
がんしゃせきえい【含沙射影】
陰険な方法で人に危害を加えること。
とうこうけんえい【刀光剣影】
殺気がみなぎり、今にも戦いが起こりそうな雰囲気のこと。また、殺し合いの激しいさま。刀はきらめき、剣の影はちらつくという意から。
はいちゅうのだえい【杯中蛇影】
ひとたび疑い始めると、何でもないことにも怯おびえ、疑い深くなり、苦しむ結果になるというたとえ。また、病は気から起きるものだからあまり心配しないほうがいいということ。
むげんほうよう【夢幻泡影】
人生や世の中の物事は実体がなく、非常にはかないことのたとえ。▽仏教語。「夢ゆめ」「幻まぼろし」「泡あわ」「影かげ」はいずれも壊れやすく、はかないもののたとえ。「影」は「えい」とも読む。