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杯中蛇影の解説 - 学研 四字熟語辞典

ひとたび疑い始めると、何でもないことにも怯おびえ、疑い深くなり、苦しむ結果になるというたとえ。また、病は気から起きるものだからあまり心配しないほうがいいということ。
注記
「杯中」は、杯の中。「蛇影」は、酒に映った蛇の影。
表記
「杯」は、「盃」とも書く。
故事
中国晋の時代、河南かなんの杜宣とせんは、友人の楽広がくこうの家で酒を飲み、壁に掛けた弓が杯の中の酒に映じたのを見た。杜宣はそれが蛇の影であると思いこんだが、酒を断れず、それを気にして病気になってしまった。のちにそれが弓であったことを聞き、病気が治ってしまった。
出典
『晋書しんじょ』楽広がくこう
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